概要:周辺自治体とはライバルであり仲間、連携こそ高砂市の生きる道と考えます。
解説)3月11日(水)、通常通り会社に出た後、早々に議会へ。10時~16時半頃まで本会議場にて条例議案の質疑が行われました。
昨日取り扱った条例議案10数件の内、ごみ処理施設建設に関する他市町(加古川市・稲美町・播磨町)との協約締結や市道の認定(開発等で出来た道路を市の道路として認定し維持管理する為に市の道路であると認定すること)等、既に方向性が決まっており、トピックスとして報告することでもないと思うこともありますが、今後に影響することとして下記の2件について報告させて頂きます。
1)連携中枢都市圏形成について
目的は①圏域の経済の活性化と魅力の向上、②住民が安心して快適に暮らせる圏域形成。これについては従来の姫路を中心にした中枢拠点都市が形を変えたものですが、やはり姫路を中心に様々な連携を行いながら、上の目的を達成しようとするものです。
昨日でたのは、医療分野でどんな連携が出来るのか?体育施設は姫路に行けば市外料金になるが、同等に出来るのか?等。どんな効果が出てくるのか、特に経済の活性化という視点で何ができるのか?関心はありますが、具体的イメージがしにくいのが実感です。
ただ、やはりこれからは「広域連携こそ生きる道」、というのが私の考えです。
2)高砂市の医療費は15歳迄完全無料化(平成27年7月1日より開始)
これについては、従来は所得制限があり「扶養義務者の市民税所得割の合計が23万5千円未満」の世帯が対象になっていましたが、今改定でこの所得制限が撤廃されます。
ここで懸念されるのは、所謂コンビニ受診による医療費の増加(市の財政圧迫)と更なるモラルハザード。現在所得制限の為にその恩恵を受けていない世帯は2割弱程度とのこと。即ち15歳までを対象に、既に8割の世帯は医療費の無料化世帯とのことです。
周辺自治体と連携しながら圏域の魅力を共に創造(共創)し、一方で近隣市に勝る魅力を作っていくというライバル的な関係での競争が行われています。
共創と競走の時代、この高砂市にとって何が良い策なのか、自分でも知恵を出したいと思いますが、私の尊敬する「ちょい悪おやじ」や今まさに企業の第一線で活躍している方々の意見や戦う姿勢を参考にすることは非常に有意義であると思っています。