少しブログ更新期間があき、失礼しました。実は8月29日(木)から30日(金)にかけて関東方面(茨城県神栖市&東京都にあるスポーツ庁)に会派視察に出掛けていました。
神栖市は私が勤める㈱カネカの鹿島工場が立地する所でもあるのですが、巨大な石油備蓄タンクを抱えるコンビナートを有する工業都市です。この様な自治体が産業発展の為にどの様な取組をしているのか、行政と企業の連携はどの様に行われているのか、等幾つかの視点で勉強をさせて頂きました。
下:右二人が我が会派の議員(右から石﨑議員、芝本議員)。そして向こうに見えるタンクは鹿島石油の巨大な原油備蓄タンク。
下は、コンビナートの海沿いに林立する風力発電設備。
そして、事前にご推薦頂いて見学させてもらったのが防災センター。総工費約120億円。今年の6月に完成をしたとの事ですが、スケールが大きく、備えも万全で、あちらこちらに工夫が施されていました。
下:左側が防災センター。前は公園になっています。
その防災センター内(↓)市職員さんによる説明(エントランスにて)
上:備蓄倉庫内。
上:避難時に使用するアリーナ。平時は体育館として使用。椅子や天井は木材を使用し、避難時に「心が休まる」ことを考慮したとの事です。
ここまでの設備を高砂市に造る事は難しくても、新しい施設を見て、身近な所に反映する事は大切なことだと考えています。
そして翌日は、東京へ移動してスポーツ庁へ。ここでの目的は「発達段階、特に小学生以下(12歳以下)のスポーツの在り方について」でした。
そこにある課題は「発達段階に、身体への過剰な負荷、偏った時間の過ごし方は健全な青少年の育成になっているのか?」と捉えています。
現在、既にこのスポーツ庁は「運動部部活動における在り方に関する総合的なガイドライン」を出しており、一日や週末の練習時間のあるべき姿等を明示しているのですが、私の認識では、より発達段階と思われる小学生以下の子ども達にはこの様な明確なガイドラインが、ありません。
この疑問については、公益財団法人日本スポーツ協会(旧体育協会)が発行するガイドブック「スポーツ少年団とは」に少し考え方が示されていますが、今回の視察を通じ、様々な団体(民間スポーツ団体や子ども会、自治会単位でのスポーツ団体)への強制力はなく、団体の指導者や現場に委ねられる所が多分にある事が再確認できました。
「健全な成長は誰もの願い」であり「あるべき姿」も”それなりに”示されているにも関わらず、現場では「勝利至上主義」が優先されてしまってはいけません。
産業発展、防災、青少年の健全な育成等、あらゆることに共通する事をあぶりだすと、「バランスよく、大胆に変化(成長)させる事」ではないかと思います。
次の時代を見据え、新たな考え、技術を捉え、バランスよく、大胆に次代の街を創る、そうあるべく努力したいと思います。
では、今週もよろしくお願いします(with smile)。