妻はデブの私と比べれは超小柄で何ごとにも懸命な性格
入院生活の頃から、今の在宅生活までもそうなのだが、、、
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入院していた頃、院内の人たちに
「武久さん、奥さんに感謝だね」
「武久さん、奥さんに感謝しなくちゃだめよ」
在宅生活の今も度々言われる
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別に否定することでもないので、愛想笑いしながら
「そうっすよねぇ」、、、と私
がしかし、内心では大きなお世話なのである
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してもらっているのは私、感謝をしていない筈もなし
いや、感謝以上に言葉などに出来ないものを感じている
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ある日の病院内、同い年くらいの看護婦さん
「武久さんの奥さんは一生懸命ねぇ」
「はい、どうも」(出た出た、感謝しろってかぁ~)
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しかし、次の言葉に驚きと救われた気もち!
「だけどね武久さん、武久さんが元気な頃、奥さんに
一生懸命だったから、奥さんも武久さんに一生懸命なのよ」
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未だかつてこう言ってくれた人はいない
本質を突く感性が鋭く、苦労人だった方なのだと思う
私のモヤモヤの気もちを
一瞬にして晴らしてくれた対話だった
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私が今でも名前を憶えている人
感謝すべき、唯一の病院時代の看護師さんだ。