病院内における喪失感ケアの必要性
・
入院を強いられる大病などになり生まれる喪失感
入院を強いられると言うことは日常生活を失うこと
・
社会人としての喪失
先々に予定していた仕事や将来の夢なども失う、諦める
・
人としての喪失
一人の社会人としての役割や付き合いなど、家族に対しての関り
・
病気や障害などにより生じる喪失感
そして、その喪失感は絶望感となり患者の心を蝕み痛めつける
・
入院中、病気の治療や体のケアなどは進んでゆくが
しかし、患者の喪失感は本人任せで乗り切るしかない現状
・
いつまでこんな体と心を分離している医療は続くのだろうか
医療や福祉分野でよく耳にする「寄り添う〇〇」
それってあくまでもケア側の一方的な想いであって
・
本当の意味での「寄り添う〇〇」ってものは
患者や利用者との信頼関係が出来ていなければ寄り添うことなどは出来ない
僕がまだ病院でまぶたしか動かず夢うつつ状態だった頃
その頃、妻が看病しながら聞いていたシングルCDがあった
妻が家に帰っている日など見回り来てくれる看護師さんや介護さん
その中の数人はプレイヤーを回して行ってくれた
どんな職業でも、どんな立場でもその人の人柄なのだな、と
今でもその曲を聴くと、病院にいた頃を懐かしく思い出します。