「第58回新世紀落語の会」
at:天満天神繁昌亭
関連記事つ
らいぶいずはぴ~!(前篇)
月亭文都:「がしんじょ長屋」(作・牧野修)
…文都師匠の縦横無尽な創作落語は「ハナシをノベル!」でお馴染みだが、本作は初めて聞く。
~関連記事つ
「ハナシをノベル!」まとめページ(PC限定)~
…思えば「見台」も「膝隠し」も無い高座には意味があったのである。
コレが従来の落語には絶っっ対に無かった展開にw
前半は何となく古典落語の雰囲気を漂わせながらもナンセンスなストーリー。
後半、満を持して乱れ打たれる「でんでろでろでろ」の擬音w
作家さんが作家さんだけに「SFコメディホラー」としか思えない「場にそぐわない」物語がw
なのに衝撃のオチは確かに「落語」であるという…。
良いモノを見たw
露の慎悟:「三丁目のおもちゃ屋」(作・脇本忍)
…ひなびたおもちゃ屋を舞台に少年と店主との交流から噺は始まる。実はココに幾つかの「伏線」が張られている。
そして後半…前半の伏線を回収する過程でふと気が付く、「人情噺」だという事に。
引っかかりが気になっていた「空白」が埋まっていく所から次々にピースが繋がって行き、物語は涙のエンディングへ!
「新幹線のオモチャ」が素晴らしいアクセントになっている。
えぇ噺や…(滂沱の涙)。