「風味さんのカメラ日和」
著者:柴田よしき
「バッテリーの残量が不足しています」
「記念にならない記念写真」
「寂しい写真、寂しくない写真」
「1足す1は」
の4章からなる短編集。
芸風の幅が広い著者の、新たな一面。
東京近郊のちょっと田舎町(よく解らんw)で開講された「無料」の文化教室…「デジタルカメラはじめて教室」から物語は始まる。
ちょっと天然入った、頼りなさそうな講師。この男、実は…。
まずいきなり「写真」とは何か?…という大きな命題を取り上げる。
とは言え「小難しい理屈」や「解りづらい専門用語」は出て来ない。
そしてコレがまぁ素晴らしい説得力を持って読者に叩きつけられるのである。
こうなると読者は著者の筆による「術中」にまんまとハマってしまう。
一見フツーな感じの生徒たちにもそれぞれに悩みがあり、そして写真に対する「こだわり」もある。
講師の知念大輔が「写真」から様々な想いを読み取り、解決したりアドバイスしたり…。
だが主人公の風味の頭には「最大の謎」が住み着いてしまい離れない。
知念大輔が本当はナニモノで、なぜココに来たのか?
ただひたすら「続き」を待つしかない。
著者の過去作
っ「猫探偵 正太郎の冒険⑤ 猫は毒殺に関与しない」
っ「ボクとユーレイの占いな日々 石狩くんと株式会社魔泉洞」
っ「竜の涙 ばんざい屋の夜」
っ「所轄刑事・麻生龍太郎」
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
著者:柴田よしき
「バッテリーの残量が不足しています」
「記念にならない記念写真」
「寂しい写真、寂しくない写真」
「1足す1は」
の4章からなる短編集。
芸風の幅が広い著者の、新たな一面。
東京近郊のちょっと田舎町(よく解らんw)で開講された「無料」の文化教室…「デジタルカメラはじめて教室」から物語は始まる。
ちょっと天然入った、頼りなさそうな講師。この男、実は…。
まずいきなり「写真」とは何か?…という大きな命題を取り上げる。
とは言え「小難しい理屈」や「解りづらい専門用語」は出て来ない。
そしてコレがまぁ素晴らしい説得力を持って読者に叩きつけられるのである。
こうなると読者は著者の筆による「術中」にまんまとハマってしまう。
一見フツーな感じの生徒たちにもそれぞれに悩みがあり、そして写真に対する「こだわり」もある。
講師の知念大輔が「写真」から様々な想いを読み取り、解決したりアドバイスしたり…。
だが主人公の風味の頭には「最大の謎」が住み着いてしまい離れない。
知念大輔が本当はナニモノで、なぜココに来たのか?
ただひたすら「続き」を待つしかない。
著者の過去作
っ「猫探偵 正太郎の冒険⑤ 猫は毒殺に関与しない」
っ「ボクとユーレイの占いな日々 石狩くんと株式会社魔泉洞」
っ「竜の涙 ばんざい屋の夜」
っ「所轄刑事・麻生龍太郎」
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ