ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2021年04月24日 23時57分53秒 | 読書
「ルポ西成~七十八日間ドヤ街生活~」
著者:國友公司

コンビニで見つけて衝動買い。

興味本位で足を運んだ場所が幾つも出て来る。
「あいりんセンター」「三角公園」「ドヤ街」「生活保護」「新世界国際劇場」

人よりちょっとだけ関係が深いとは思っている。バイト先でもあったし、その時知り合った知人もいる。
いわゆる「西成暴動」の際はゼミで見学にも行った(個人的にも行ったが)。
そういやドヤで介護してる現場も見に行ったな。二畳一間で介助すんのは大変そうだったよ。マジで身の置き場が無い(更にその時はオレが見学してるんだからww)。

フラッシュバックのように関連する記憶を思い出し反芻しつつ読み進めて行く。
(オレ特有の事情ではあるが)なまじ知っている世界だけに臨場感がスゴイ。

著者は短い周期で様々な経験を重ね、それを実に生々しい文章に綴って行く。妙に?ルポが上手い。
リアルだととても怖い場面であっても…本質を損なわないように上手く柔らかいタッチで著している。

取材を終えた後も、そしてハードカバーが出版された時も、キチンとアフターフォローするのが面白い。
ちゃんと取材対象に献本して、そのリアクションまで拾っている。

西成でこの短期間にこうまで広く交友関係を作れるとは、著者は相当な「人たらし」かと。


蛇足…某レビューを見ると結構「低評価」が多いのに驚いた。
「そりゃ帰る家はありますよ。そのかしコレで失敗したらマジで失職ですけど」
って立場のフリーライターが一時潜入した体験ルポですやん。
その辺りの事も、本文の一番最後にちゃんと書いてあるんだけどね。

読めば解る関連記事w
 っ「大阪どインディ映画館」:「新世界国際劇場」
 っ「変な物件展示場」

取材対象的には関連記事…?
 っシリーズ「読了」:「さいごの色街 飛田」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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