82歳からの旅

私の記録

夜校長室の机でひとり

2012年11月13日 18時29分39秒 | 日記
          11月14日 水曜日      

33年間勤務した平成2年3月31日の日一人で!!!いよいよ今日が最後の日である。

  33年間勤務した職場を去るのである。
  12045日間もの永いあいだ  
  其の間の出来事や、色々な思いが脳裏を駆け巡る
  まるで宝石箱を 棚から落としたように
  周囲に散乱している
  その中で最後の萩ケ丘小の9年間の思い出が
  次から次へと、限りなく駆け巡る
  入学式 そして卒業式・・・
  体育会のこと 夏の暑い夜
  広いグランドでの子供会のキャンプ
  キャンプハイヤーを汗だくだくでした事
  暮れの中庭での保護者を交えての 餅つき大会
  自然教室での肝試しや 多くの子供達と一緒にお風呂に入った事など
  暑い夏休み 一人で作った玄関前の  
  樹木の間に作った子供の探検遊歩道  
  子供が自由勝手に、探検できる、
  コオロギやカマキリなどの住みか
  春にはメジロや鶯も
  夏には蝉が・秋にはコーロギがいて
  小さい子供の探検場所・遊び場だ
  其処には職員が手作りした水車が回っている
  三棟ある校舎の廊下には職員の作った
  北九州の立体地図模型など
  沢山ある、
  先生たちが子供の為に作った宝物
  どれもみんな手作りの教材で
  勤務外に作ったものばかり
  何時までも残してほしい
  制作した先生方に感謝の気持ちで一杯
  感謝・感謝 頭は下がる

  思いはめぐる 次から次はと  
  もう帰ろう と
  これが最後であると思うと
  明日からは
  今日という日が
  此のひと時が
  これから残された人生の
  一人で何時までも
  思い耽った此のひと時が
  私の脳裏に
  私の思い出の宝よ
  光輝け 萩ケ丘小よ
  何時までも
  
  1990年3月31日午后9時47分30秒この瞬間を



 
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2 コメント

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校長先生 (よかったさん)
2012-11-14 23:33:32
1990年(平成2年)夜9時の校長室で、1人で感慨無量で書かれた日記なのですね。その日の情景が目に浮かんできます。
まるで宝石箱を棚から落としたように、周囲に散乱している、、、というお言葉がすべてを表しているようです。きっときっと子供がまとわりつくようないい校長先生だったのでしょう。そのときの思いが今のお兄さんを支え、力になっているのですね。写真を入れられるようになられたら、素敵でしょうね。ゆっくりでいいですので、、、、いつか子供さんとのお写真を見せてくださいね。
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自分の最後と重なって (鹿児島の妹)
2012-11-15 05:32:34
兄弟と言っても、一緒に過ごしたのは幼いころ。だから農作業も一緒にした記憶はないし、私も20歳で福岡を離れたので、お互いのことを話し合う機会はなかったですね。両親や兄姉のお葬式などで、短期間会うくらいでした。

私も最後の日はあわただしかったけれど、そのあと数ヶ月 子どものこない保育園後に通い、思い出整理と次の自分の生き方を模索したものでした。

こうしてブログを書くことで、何回か昔の写真を登場させ、子どもたちを思い、小さな同窓会をしています。

子どもより、親とのつながりが強くありがたいことで今でもいろいろうれしいニュースを届けてくれます。

これからも小分けして一コマを書いて行かれるといいですね。





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