82歳からの旅

私の記録

心の中にあるたくさんの絵の中から

2012年11月08日 08時33分22秒 | 友人
             11月8日

 私の心の中には、沢山の絵を直しています。誕生してから今日に到るまで、82年間もの永い永い間一生懸命に書いたその絵を・・・

 一日一枚一枚,いや何枚も書いた日もあるのよ。それを一つ一つ整理しなおして、置きたいと思うのです。妹は言いました、生活に関係のないものは捨てるのよ。・・・・・・・・確かにいらないものは皆さんは、捨てて生きて来たのです。でも誰もまだたくさんの絵を、残しているのです。では残った絵を、私はどうしようかな?

                 心に残る一枚の絵から

 沢山ある絵の中から、小学校一年生の時の絵を一枚だけ出してみます。入学前に伯父さんから貰ったランドセルです。それは紙と布で作ったランドセルでした、戦争の始まる前で物のない時でした。( 昭和12年7月7日から昭和20年の8月15日迄戦争の明け暮れで何もかもない時代でした。私が7歳から15歳のときでした。)

 家の人に見せるため、ランドセルを背負って家の中を回りました。鏡の前に立って見ました、夜は枕元に置いて寝ました。何しろものの無い時に、自分のものがと突然に出来たのですから、それに一年生に入学出来る嬉しさとで一杯でした。我が家に春が来たのです、春が来た 春が来た 何処にー来た 

 「 思いだしました未だ伯父さんにお礼も言っていないのです,今度伯父さんの家に行って丁寧にお礼を言いましょう 」
 
 その時の嬉しさが、今の私を育てるスタートだったのでしょう。とても良いスタートだったと思います。これから始まる人生のコースを、間違うことなく走り続けたのです。この絵を大事にしてこれからも、生きて行こう











コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  私の書棚の中にある過去の... | トップ | 食うか食われるか »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よかったさんから伝言 (妹より)
2012-11-08 23:08:35
パソコン不調でコメントできないのでよろしく伝えてくださいと携帯にメールがありましたよ。
ありがたいことづてですね。

たくさんの思い出の絵を、1枚づつ皆さんに見せてください。
返信する
いい絵ですねえー。 (よかったさん)
2012-11-09 22:24:42
目に見えるようです。お兄さんの子供時代はほんとに物のない、食べるものさえない、厳しい時代だったのですね。その中でたった一つ、自分のものが突然できた、、、という文章、胸に迫ります。あふれるようにある、物、物、物、、、の現代、私たちは物より大切な何かを見失っているようで、怖いですね。整理していこうと思うのですが、、、思うようにいきません。
心の中にある絵、、、大切になさっている1枚を見せていただけて、ありがとうございます。美しい絵でした。

パソコンがどうにか動くようになりました。
返信する
私とかかわりのある人たちへ (Unknown)
2012-11-11 23:04:27
 出会った人・広い広大な宇宙、無限大の時間の中で出会う人。これはほんの一瞬のこと、それが親子であったり友人であったり、また友達であったり、恋人で…○○で・・・出会いはなんと不思議な事でしょう。其の出会いを大切にして.「素敵な貴方と会えてよかった」「おとうさんの・お母さんの子供に生まれてよかった」そう言う間柄を一人でも多く持ちたいと思うのです。父と母はもちろんですが、私は姉から大変可愛がられました。8つ違いの姉は私を3つ4つくらいの時に、小学校に連れて行き一緒に勉強しました。皆がハイハイと手を挙げるので私も「ハイハイ」と言い私がいたずらを始めると運動場に出て、おとなしくなると教室に帰って勉強したそうです。そんな楽しさをさせてくれた姉に感謝しています。姉は私のお守の為に、勉強も十分出来なかったと思います。姉も他の子供と一緒に遊びたかったと思います。私が4年生の時に肺炎を患って一人でさみしく寝ていた時に、村の農協に勤めていて帰りにはお菓子をかってくれました。私は今まで周りの人に助けられ、教えられて今の私がある事に気が付いたのです。私は姉の子供に、姉がしてくれた事の半分でも良いしてやりたいと思い努力しています。 
 だから出会った人には、私の出来る能力と時間の範囲内でおつき愛をするのです。それ以上に私の方が教えられたり、お世話になっているからです。
返信する
お姉さん (よかったさん)
2012-11-13 23:24:59
8つちがいのお姉さんにこんなにしてかわいがられて育たれたのですね。昔はこういうこともあったのでしょう。お姉さんは弟にふりまわされながらも、かわいくてたまらなかったのでしょうね。学級の皆さんからもかわいがられたことでしょう。懐かしい風景ですね。

お兄さんのお優しさはお姉さん譲り、、、が大きいですね。
返信する

コメントを投稿

友人」カテゴリの最新記事