菜の花畑に

　　　　　　　　　　 12月2日　　

　午前中は整骨院に行って帰りに、妻と二人で買い物に行った。これが3日おきくらいの、老夫婦の日課である。

　午後からは畑を耕して、菜の花の種を蒔けるようにした。雨で畑の土が粘って掘り起こすのは易いが、耕すのがなかなか出来ないのです。でものんびりとすればよいのです、自分の趣味でお金のかからぬ趣味ですよ。

　後期高齢者が此の寒いのに、一人で鍬を振り振りしながら何を作るんだろうと買い物帰りのおばさんが眺めている。何が出来るか知らないが、何時も良い果物の出来た試しがないのにまあ辛抱良くするものだなあ……。あきれると……

　見る人はどうでもいいや、体は弱いが働くと気持ちが良いのです。その上嫌なことや悔しいことなど、ちっとも思い出せもせず仕事を終えた後の気持ちの良いこと。その上夕食のときの100円ビールの美味しいこと。　
　これが又人よりもぐっと、幸せで何とも言えないのです。これで健康も見かけは人よりも、顔色も良くて元気に見えるので言うことなし。ある日突然ころっと逝ったら、もう最高ですよ。夜はホロヨイ気分でバイオリンで好きな演歌でも弾こうかな…