8月6日
今日は早朝より先祖の墓掃除を,長男と二人でする。一年に
たった3回、(春・秋のお彼岸と盆)のお墓の掃除です。若い頃
は,毎月一回掃除をしていたのに。
3回の掃除がとても苦痛なのです。墓の有るところが,少し
ばかり高台にあります。
少しばかりの急な登りの坂道と,僅かな階段があるからです。
先祖を大切にする心と、墓掃除を実行する行動とが年と共に一
致出来ないのです。
此の頃は墓の墓場があって,これが問題になっています。淋
しい次第ですが,私も其の仲間入りをしている様です。
墓掃除をしてから、母の好きなおはぎ餅と父の好きな御酒を
僅かに供えて,息子と二人でお参りをする。残念な事に孫が同
席出来ない事です。
本当は長男の子供の時に,こんな経験を何回もさせて置くべ
きだったのです。其の時に幼い子供は,色々と尋ねると思いま
す。きくまでも無く子供は親の行動から、言葉では表せない
事を学び取っているのです。
今の日本社会では親子が揃って,お墓の掃除やお参りをする
雰囲気がない事です.会社人間ばかりが,企業で育てられている
のです。
幼い内に先祖を大切にする心を,体験で学ばせるべきです。
生や死の問題も同様です。おじいちゃんが亡くなって,嘆き
悲しむ父親や・母の姿を3歳4歳頃から体感させることです。
現在は其れとは反対に,別居中の老人(じいちゃん・ばあ
ちゃん)が無くなると,介護から解放されてホットした父母の
姿を,子供に見せているのです。
大きくなって道徳の時間に教えたら、子供の心に親や先祖を
大切にする心を?・・・。知識として育っても,行動出来るま
でには育たないのです。・・・・
10日は田舎のおばさんの初盆で帰ります。
お姉さんによろしく。
チで火を点けてみせ、やらせました。
お互い初めての経験、熱い思いをしたあと、どうした
ら熱くなく、消えないか、など分かったらしいです。
私の知り合いの家では仏壇のない家が殆どです。
核家族とは家の中に祖先がない、日常の生活の中
に家族の歴史がない、これは感覚であって知識では
ない部分だと思います。
三世代同居の家族であれば、家に先祖の手がかりがあります。.歴史の原点とも言うべき,「お父さんの・・・おとうさん」という時間の繋がりがあるのです。
其れが仏壇を通して,先祖を思い過去から・現在と・そして未来に繋がって行くのです。
こんな当たり前のことが,今の社会には感覚として無いのですね.今の社会では』、過去の遺産をしら沼に何所かへ失って行く時代出す。
永い年月を掛けて培った財産を,見向きもせずに捨てているのですね。
kaerさん,素晴らしい事を知らせ手下さって有り難う。