「学生のうちにロードバイクの大会に出たい!」ということで、同級生のお誘いで出場して参りました。タスキを繋いで、無事に元気に5時間完走、お疲れ様でした。医大生・たきいです。
かすみがうらエンデューロ2017公式HP
かすみがうらエンデューロとは、簡単に言うと、複数人によるロードバイクの5時間耐久レースです。決められた場所の中で好きなタイミングで交代していいという決まり。5時間で走れた距離を競うというわけです。

チーム名:Shimotsuke JICHITZEN
プロチームの宇都宮BLITZENをリスペクト。関係者が見たら速攻で身元がバレそうなチーム名です。
チーム紹介文:「来春から医者になる私たち(予定)が栃木から参戦。国試を控え勉強ばかりで体力不足。応援お願いします。」
せっかくだからと全員でジャージを揃えました。「目立つやつにしよう」と骨のデザインのをチョイス。

「Bamboo spine?」
「骨の数おかしい」
「胸椎でかすぎ」
Made in Chinaのデザインにぼくたちはツッコミがとまりませんが、ダサくて目立つからまぁいいだろうということに。
Shimotsuke JICHITZENからは5人1組のチームでオーダー。全員初心者、大会に出るのも全員初めて。ひとり3周交代で、というのが戦略。楽しく元気に帰ってくるのが最大目標。
第1走者 T

Shimotsuke JICHITZENガチ勢その1。外科医志望。糸結びがうまい。努力家で、ロードバイクの練習にもストイック。本大会に向けて数kg絞ったという本気ぶり。本職は弓道。練習サボり気味なたきいをいつも𠮟咤激励する。
「俺には登りの脚がある」
第2走者 A

Shimotsuke JICHITZENガチ勢その2。スーパーエース。ボート部で培ったドMな自分への追い込みは本物。今夏の東医体ではコックスとして活躍。20%の減量に成功し、競技も見事優勝。やりすぎな食事制限のおかげで、OBの先生から「内視鏡やってあげるから俺のところに来なさい」と心配されたが、体重は速やかにリバウンドしていったという。
「30km/h巡航なんて余裕でしょ」
第3走者 R

Shimotsuke JICHITZENでは成績ダントツ1位。優秀すぎて卒試は免除、現在も病棟実習中。今から何も勉強しなくたって国試は余裕と言われている。音楽が得意だがロードバイクもこよなく愛し、佐渡ヶ島を愛車で一周してきたのが気持ちよかったという。
「体力全然ないけど、足引っ張らないよう頑張ります!」
第4走者 J

左手に輝く指輪が象徴するように、新婚ホヤホヤ。M6ベストカップル賞受賞。何をとっても完璧すぎる男だが、朝が弱いのが唯一の欠点。

大会当日も、ドライバーなのにもちろん寝坊した。
「ぼくだけフラットペダルだけど頑張ります!」
第5走者 たきい

「お前は顔隠す必要ないだろ」
自転車はとにかく登り坂が苦手。3年前くらいに夏の那須岳ヒルクライムに挑むも、熱中症になりかけて死にたくなった苦い思い出がある。
「寮に帰ってくるまでがエンデューロです」
AM4:20集合

朝じゃない。完全に夜。このときまだ雨は降っていなかったが、ぼくたちは天気だけが心配だったのだ――

中編に続く。
(心地よい疲労でめちゃくちゃよく寝れそうな人(笑))
