医大生・たきいです。

医大生的独言。

部屋の乱れは、心の乱れ

2016-06-20 23:59:43 | 医大生的生活

ウイスキーを飲みに日本にやってきた外国人がテレビに出ていて、ジャパニーズウイスキーって評価高いのねと改めて感じるわけですが、やはり自分でウイスキーを買う時にはちょっとカッコつけて海外のものを手にとりがちだよなと振り返る今日この頃です。医大生・たきいです。





「部屋の乱れは、心の乱れ」

というのは言い得て妙かと思いますが、部屋の綺麗さに変動がありがちな人はなおさらよくこの法則に当てはまるのではないかと。「だるい」という気分はすぐに洗濯物を溜めていきます。「もう眠い」という生理的欲求は洗い物を処理することを拒みます。

因みに今は割と平穏な心理状態であるようです。週末に掃除したから今は少しマシ。

部屋の綺麗さに変動がある人というのは須らく部屋の綺麗さをキープするのが苦手なはずで、わたくしもまた然り。こういう部類の人間には締め切りを与えねばなりません。時間的切迫は、試験前に鬼の形相をしながら常軌を逸した集中力を発揮するかのようにパフォーマンスをあげるわけです。

部屋を綺麗にしたい時には部屋に人を呼ぶ用事を作りなさいとはよく言われることですが、やはりこれしかない。

部屋の乱れは、心の乱れ。つまり、飲む用事を作れば心の平穏を保てるわけです。確かに。








(夏休みが待ち遠しい気分な人(笑))

「企画書は、手描き1枚」を読んで

2016-06-19 18:07:59 | 読書感想文

後輩と酒を調達しに「やまや」へ。確か福岡では「やまや」は明太子屋さんなんだけど、東日本を中心として展開されているお酒の小売店のほうの「やまや」。

「やまやって本店どこか知ってる?」
「あー、宮城県なんですよね」
「あれ、この話したっけ?」
「ええ、それ聞かされるの3回目くらいです」

と後輩くんに言われてしまって微妙な気持ちになりました(笑)。医大生・たきいです。





さて、本日ご紹介したいのがこの一冊。

企画書は手描き1枚
高橋 宣行
ディスカヴァー・トゥエンティワン


大手広告代理店で長年お勤めになっていた高橋宣行さんによる「デジタル全盛の今だからこそ、手描きが効く!」と謳う本書であります。サブタイトルは「恋愛型プランニング術」で、手描き1枚の企画書というコミュニケーションツールを通じて、

「“あのひとがいないと困る”という信頼関係」

の築き方が導かれます。ビジネス社会で活躍している文系卒の大人たちはこういった頭の使い方をして思考回路をまわしているんだと知ることのできるだけでも一読の価値があります。正直、手描きであることの必然性は少ないように読んでいて思ってしまったのですが(笑)、共通の「絵」をイメージして考え抜くことの大切さはよく分かりました。バラバラに考えてしまっても生み出されるものは小さく、人を動かすにはイメージを共有することを実践しなければなりません。そのためにはきっと相手への真心が必要で、それが「手描き1枚の企画書」の真意なのではないかと。



手描きで書けば何事もオッケーというわけではなくて、デザインの技術を学んでパワポで活用する努力などもこれからは欠かせないと個人的には考えます。真心を込めたスライドも作れない人が周りには多いように思いますが、まずはそうした努力も必要ではないでしょうか。もちろん手描き1枚もひとつの方法で、日常的な勉強に取り入れるのも悪くはないかなとこっそり画策しています。企画書風に疾患を整理したら忘れなさそう。やってみよう。

「医者にはこうした企画書を書く能力がない人がほとんど」と公衆衛生を生業としている先生も仰っておりました。人を動かすには、まず人を愛すること。その先まで考えて相手を驚かせること。こうしたトレーニングは普段ほとんど積んでいないぼくらはこの本1冊読んだところで、一朝一夕には身に付かないことでしょう。小さなことでも整理して考えて、それを相手に提案してみることから始めてみたいものです。そして、立ち止まってしまったいつかのときはまたこの本を振り返ってみたい、なんて。






(月曜日を迎えるのが正直憂鬱な気分なので酒を飲んで誤魔化す方針な人(笑))

「ラジエーションハウス」を読んで

2016-06-18 23:59:59 | 読書感想文

もう夏みたいな毎日ですねぇ。まだ夜の空気だけはひんやりとしてくれているのが救いです。医大生・たきいです。


病理医マンガ「フラジャイル」や「麻酔科医ハナ」など一般の方からすると馴染みの薄い診療科が人気を集めるこの頃ですが、医療コミック新機軸として発売されたのがこれ。

ラジエーションハウス 1 (ヤングジャンプコミックス)
横幕 智裕
集英社


次は放射線科ときました。なるほど。そろそろまだマンガになっていない診療科が焦りだす時がきたかもしれません。各学会がマンガ家の誘致とか始めたりして(笑)。精神科、皮膚科、総合診療科あたりはいいネタが揃っていそうですので医療系マンガ原作者の皆さまご検討ください。

さて、ラジエーションハウス。治療ではなく、診断のほうの放射線科をテーマとしているようです。憧れの幼馴染の女の子との約束を果たすため、医師なのに放射線技師としてはたらく謎設定の五十嵐という男が主人公。そんな人いるのか?とツッコミたくなりますが、この設定が物語に膨らみを生む予感がします。

ドラマ化や映画化もワンチャンあるかなと思う本作ですが、恒例のキャスト予想いってみます。因みにフラジャイルの岸先生は阿部寛と予想して外した過去があります。
「フラジャイル病理医岸京一郎の所見」を読んで―医大生・たきいです。2014/11/22

放射線技師・五十嵐唯織
濱田岳
コミュ障設定の五十嵐は演技派俳優の濱田岳さんで決まりでしょう。ちょっとボケっとしておきながらMRIの細かい設定を変更してアーチファクトを消し始める名演技に期待がもてそうです。フラジャイルの長瀬はいい配役だったと思いますが、本作はジャニーズだとちょっとつまらない気がします。

放射線科医・甘春杏
有村架純
こんなきれいな女医さんいるかよ!みたいな旬な女優さんでどうでしょう。凄腕放射線技師の五十嵐を前にムッとする表情は絵になりそうです。因みに有村架純ちゃんは好きです。

放射線科志望で医学部に入学する人って限りなく0%だと思いますが、本作を読んで放射線科医になりたくて医学部入学する人なんかが出てきたら面白いものですね。確かに「ウェステルマン肺吸虫症」をズバリ診断とかカッコいいですものね。

画像診断医療コミック、「ラジエーションハウス」。今後の展開にも期待です。






(溜まっているタスクを消化しきれずに参っている人(笑))



フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(6) (アフタヌーンコミックス)
草水敏,恵三朗
講談社

麻酔科医ハナ コミック 1-5巻セット (アクションコミックス)
なかお 白亜
双葉社

音楽を聴くと作業効率は上がるのか

2016-06-17 23:59:59 | 医大生的生活

やっと土日を迎えられたと今日は目覚ましをかけずに寝てやろうと企んでも自然と6時台には目が覚めてしまう生活リズムにさせられたわたくしなのでした。悔しい。2度寝はしたけど(笑)。医大生・たきいです。



手術の見学中、流れてきた音楽にイントロ早押しクイズの勢いで反応してしまったわたくし。


これはこれはミヒマルGTのヒロコ姉さんではありませんか。実は10年以上前の曲なのに。彼らの大ヒット曲『気分上々↑↑』より前にリリースされた曲なので知る人は稀なはずなのにまさかここで出くわすとはわたしゃビックリしたわけです。

うちの大学のオペ室に流れる音楽は有線でも契約しているのかそれともどうやって選曲されているのか未だに掴みかねておりますが、偉い執刀医の先生は絶対この曲知らないに違いないと確信するわけです。

産婦人科医マンガ「コウノドリ」でもオペ室に音楽は流れておりましたが、この文化はやはり全国共通なのでしょうか。中学生ぐらいのときに「集中して勉強するときに音楽は聞いてはいけません」だなんて話を聞かされたものだけれど、音楽を聞きながらの作業効率は上がるか下がるかなんてデータは果たしてあるのかどうか。普段エビデンスエビデンスと口を揃える先生方ですから「音楽を聞きながらのほうが作業効率は上がる」なんていう結論が出てきてもおかしくなさそうですが、面倒くさいので文献などは調べませんよ。笑

アップテンポの曲が流れてしまったらメスを持つ手でビートを刻んだりしてしまわないかと不安に思ったわたくしなのでした。




(もう夏だなと感じる人(笑))

寝落ちしても早起き

2016-06-16 23:59:30 | 医大生的生活

寝落ちして起きたら5:30、「あぶねー、でもちょうどいい時間!」という数週間前には考えられなかったまさかのコメントを残しつつ、シャワーを浴びてそのまま病棟へ。研修医になったら毎日こんな生活なんでしょうね。ひええ。医大生・たきいです。



実習疲れで頭がおかしくなったのか、解散後

「健康のために歩きでスーパー行こうか」

という意味のわからんことをいう男の発言に対して

「いいよー」

と言ってしまった自分はもっと頭がおかしかった。諦めてまぁいっかという思考には辿り着いていたのだがどうやら雲行きが怪しそう。買い物袋をぶら下げて雨に打たれるのはちょっとごめんである。スーパーに着いてすぐさまだれかいないかと探す。このスーパー、客の半分以上が大学関係者と思われることが学年が上がるにつれてわかってきた。願わくは同級生か後輩と出くわして帰りは車に乗せていただきたいという魂胆だ。

いた、同級生。「車?」と聞いて「うん」と頷かれてガッツポーズ。「なんか歩きで来ちゃった」と言ったら笑われた。初めは歩きで帰ることを想定して控えめに買い物を始めたが、帰りの車を確保してすぐ方針を変更した。そこそこ買う。ビールも1缶、いや2缶。

なるほど、寝落ちの原因これだな。笑







(週末が待ち遠しい人(笑))