道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

10/7ギブアップのゆるジョグ8㎞(見かけによらない…)

2024-10-07 17:02:00 | 日記

朝から降りしきる雨模様
今日は休足日だなと…

昨日一昨日と2日連続で13キロ走ったから
休足日でもいいか…

そう思いながら
朝食のトーストを食べた後
洗濯機を回そうと…

いつも洗濯機を回すのは洗濯量にもよるが
大抵はジョグの終了後シャワーを浴びながら
十分に湯水洗いをしたウェアを放り込んで
一緒に洗うのだが…

休足日でウェアの洗濯の必要もないので
早々に回すことに…

洗濯が終わればコインランドリーヘ行って
乾燥機が回ってる間にドラッグストアで
底をつきそうなお酒も買っておかなくちゃ…

そう段取りを考えてたものの
コインランドリーは24時間営業だけど
ドラッグストアはこんなに早い時間だと
まだオープン前だしどうしようか?と…

そんなことを思案してると
いつの間にやら小降りの雨がやみそうな気配

慌ててスマホの雨雲レーダーを覗くと
すぐにも雨が上がり雨雲が切れて
1〜2時間は降らないような見込み

そうだとわかった途端
洗濯物は放っておいて
すぐジョグに出かける準備に…

走れるんなら走っとかないと…

今日はこの子をお供にして…



昨日一昨日と連続で13キロ走ったから
今日は10キロくらいにしとかないと…

そう思いつつ
アップのストレッチもそこそこに
慌ただしくスタート

それが良かったのか悪かったのか
初めっから脚が上がらなくて…

それに雨上がりの路面から
シューズに雨水が染み込んできて
チョット走りにくいというか不快な感じ

仕方ないさ
こんな天気だから…

それよりも
雨が再び降りだす前に早く終わらないと…

そう思いながら
重い身体と脚を無理やり動かして
走り続けたものの…

5キロくらいからほとんど前へ進めないほど
脚が上がらなくなってきて…

よくよく考えると
昨日の13キロの最後は
バッテリー切れ同然で散々だったと思い出し
今日はまだエネルギーが蓄積されてないと…

6キロ過ぎの長い上り坂を
タラタラとやっと上りながら
10キロから方針転換して
8キロにとどめておくことに…

明日も走るんなら10キロはやめておこう
というよりかは
8キロ以上は無理だったと…

完全なるギブアップ…



かなり涼しくなったはずなのに
汗はほとんど止まらない

ポンコツジジイの老体
絶対におかしいと思えるほど…

それでももう冷水シャワーは冷たすぎて
ぬるま湯シャワーに変更せざるを得ず…

冷水シャワーが死ぬほど心地良かった季節は
とっくに終わってしまったか…

そんな時の流れ…








サーファーとか?

え?サーファー?

思いもかけなかった質問
それまでお互いに見て見ぬふりをしてた
コインランドリーで働くお姉さんの1人
ツンケンして背が高く
スタイルの良いスレンダー彼女から…

乾燥が終わって洗濯物を取り出そうとした時
乾燥機のメッシュ穴にジャージスラックスの
紐の先っぽが食い込んでて
何度引き抜こうとしても抜けなくて
四苦八苦しながら悪戦苦闘のすえ…

ねぇお姉さん!
アイスピックみたいな尖ったヤツない?
引っかかって取れないんだよ…

ツンケンしたスレンダーなお姉さんは
掃除機をかけてた床掃除をやめて
どれどれといった風体で僕のところまで…

乾燥機の中を覗き込み
紐の引っかかり具合を確認した上で
顔を出して手探りみたいに触ってると…

あっ取れそう…取れた!

道具を使わないと取れないと思ったのに
お姉さんは何でも無いみたいに…

おお〜っスゲェ〜!
マジックハンドじゃん!

もちろんそのときまで
スレンダーなお姉さんと会話したことはなく
いらっしゃいませとか
ありがとうございましたとかの
営業用の挨拶をしてくれるだけだったが…

僕の軽くてチャラいリアクションに
何かを感じたのか?

お兄さんって何してる人?
いつもお昼前に来られるけど…

お兄さんって軽く呼ばれて…
そんな風に呼ばれたのは久しぶりか?
でも
アラ古希のジジイを捕まえてお兄さんって…

え?無職だよ
ジジイだよ
リタイアしてプータローのジジイだよ

前は何してたの?
サーファーとか?

え?サーファー?

サーファーという言葉というか仕事が
僕には思いもつかなかったけど…

もしかすると彼女たちの間では
サーファーって呼ばれてたのかもしれない
僕のこと…

でもいったい僕のどこが
サーファーに見えるのだろうか?
茶髪ロン毛?白い髭?

あっ…
いつも真っ黒に日焼けしてるし
夏は必ずショートパンツ姿だからか?
それならあり得そう…

でもサーファーって知らない人から見ると
いかにもチャラくって遊び人みたいに
見えるよなぁ

要するに
僕もそんな風に見えるってことか?
だけどいくらチャラく見えても
すでにアラ古希のジジイだぜ?

実はサーファーなんかじゃなくて
彼女に想像もできなかった
お堅い仕事をしてたことを打ち明けると…

絶対に信じられない!
前歴がそんな人だなんて
見たことも聞いたこともない!
あんな車にも乗ってるし…

気づかれてないと思ってたけど
外の駐車場に停めたオープンカーの愛車
シッカリ見られてたか…

そのあと
彼女といくつかのやり取りをしたけど…

サーファーじゃなくて
ランナーさと打ち明けると
どおりで…という返事

どおりで…って何だよ?どういう意味?
どおりで日焼けしてるってこと?
なのかなぁ…

最後に
フッと思いついて彼女との写メをお願いした

ねぇ一緒に写真撮ろうか?

スレンダー彼女は
そんな僕の唐突な申し出に断るどころか
こんなババアと一緒でいいの?と
すぐさま僕にくっつくみたいに身体を寄せて
何の抵抗もないように…



思わぬ彼女の身を寄せる仕草に
図らずも細い肩を抱きながら!
写メを撮ることになったのだが…

そんな彼女の反応にコッチが驚く始末…

スレンダーで背が高いと思ってたのに
実際に僕と並ぶとちょうどいい感じ?
というかいい肩の抱き具合で…

どうなんだろう?
今まで会話すらしたことのなかったジジイに
写メを撮るのをせがまれたうえ
肩を抱かれるのに何の躊躇いもないなんて…

もちろん
コインランドリーの店舗内には
僕たち以外ほかには誰もいなかったけど
外には何人か歩いてる人もいて…

一見とりつくシマもないほどツンケンな彼女
予想外の反応は僕のミタテと違って
結構遊び慣れてる?のかも…

ひょっとすると
てっきりアラフィフくらいだと思ってたが
既に酸いも甘いも全て承知の60代なのかも?
だから抵抗なく…

下手すると僕より年上?
まさかそんなことはあるまい

それともツンケンしてたものの
もともと僕に気があったのか?

まぁ
ヒトは見かけによらないからなぁ

僕だって一見チャラく見えるけど
実際はマジメそのものだからなぁ

いや…そんなことはないか?
見た目どおりにチャラさ満載か?

いずれにしても
ヒトは見かけにはよらない…

と…