道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

8/15灼熱お盆のゆるジョグ7㎞(どっちが先だろう?)

2024-08-15 17:19:00 | 日記

8/15旧盆は終戦記念日でもある
といっても
僕自身は戦後の生まれで戦争経験はないから
戦争というものを全く知らない

亡くなった祖父やオヤジからも
戦争の話は1ミリも聞かなかった

先の大戦が終わって79年が経つわけだから
それ以上の年齢にならないと
経験していないことになるけど…

たとえ経験者がいたとしても
殆どが小さい子どもの頃の体験だろうと…

アラ古希の老いぼれジジイが
戦争を知らないんだから
世の中の現役世代はもちろんだと…

まぁ戦争について
その愚かさや悲惨さや反省なり
或いはそれ以外の何かを
チャラいジジイが話題にしたところで
ピントはずれでしかないけど…

朝起きてそんなことを思いつつ
79年前の終戦当時もこんなに暑かったのかと
自室から窓の外を眺めていた

そして起き出してから
汗を滲ませながら朝のルーティンを終えて
灼熱お盆でも走ろうとジョグの準備を…

今日はこの子をお供にして…



走り出すと感じる住宅地の異様な静けさ
さすがにお盆の日特有の朝の雰囲気だと…

だけどその分なおさらに
陽射しの強さが増幅してるようにも思え…

日影に入っても涼しさはあまり感じられず
弱い向かい風だけがわずかな救いか?
風がなければヤバい暑さになると…

そう危惧しながらすでに早い段階から
ヘロヘロになりそうな予感
最後まで持つだろうかと不安を抱きつつ…

案の定
交差点を曲がってからは
向かい風が追い風に変わって
無風状態とまったく同じ
まるでサウナの中を走ってるような感覚



それでも
5キロ過ぎの長い上り坂を歩かず走れたのは
日影のない地獄のような暑さから
一刻も早く逃れたい一心のなせるワザ?で…

もちろん歩いても全然良かったのだが
灼熱地獄の暑さに少しずつ慣れてきた?
そんなこともあるのかもしれない

だけど
7キロを走り終えて我が家までの数百メートル
久しぶりに吐きそうなほど気持ち悪くなって
フラフラ歩くのがやっと…

熱中症の手前というよりは
ほぼ熱中症だと…

命拾いの冷水シャワーを少し長めに浴びて
やっとこのリセット
助かった…

こんな状態で暑い明日も走れるだろうか?








お昼前になって
予定時間より遅れて隣県から姉夫婦が来訪
我が家の仏壇のお参りに…

姉夫婦は
バァさんの3回忌には呼ばなかったから
1年半ぶりだろうか?

いや…
3月末に開催された隣県のマラソン大会で
現地応援して貰ったから
約半年ぶりの再会ってところか?

玄関で靴を脱いで上がろうとした義兄
足元があまり覚束ないようで
ちょっとだけフラフラと…

大丈夫っすか?

あぁたまにこうなるんだよ
ちょっとした拍子でね
もう歳だから…

団塊の世代の次
見た目は僕とそんなに変わらないはずの義兄
髪も白髪だけどフサフサで…

でも
人ってそんな見た目じゃわからないと…

義兄には
大学受験のときに大変お世話になって
何かと面倒を見てもらった

まだ姉と結婚する前のことだったはず
もう50年ちょっと以上前のこと
婚約というか結納は済ませてたのかなぁ
全然覚えてないけど…

義兄の姿形は当時とほとんど変わってない
髪を七三に分けた
お堅いサラリーマンそのもので…

受験生の僕はロン毛で見た目典型的な不良
今は再び同じようなスタイルに戻って…

当時の義兄を見て
こんなマジメそうな人とは絶対合わないと
そう思ってたけど…

だけど
義兄はそんな僕の予想を遥かに上回るほど
頭の良い人で…

尚且つ
とある事情で若いのに大変な苦労人でもあり
人物的にかなり出来た人で
今でもそれは変わらない

一方彼は
僕のことをおそらくチャラい不良だと
最初は思ってたんじゃないかと…

でも大学は中退はしたものの
堅い仕事に就職してからは
風貌もマトモになり
少しは味方が変わったのかも知らないけど…

リタイアすれば
若い頃となんら変わらない今の風貌
むしろもっとヒドいか?

だから根っこはやっぱり不良だと
そう苦笑いしてるに違いない
人となりって
間違いなく外見にあらわれるからなぁ

でも自分が惚れたカミさんの
血の繋がった弟だからなぁ

そんな今日のフラつき具合の義兄
不謹慎な話だけど
単純に年齢順でいけば
僕たち姉弟家族の中で彼がまず逝くのだろう

そしてその次は僕か?順番なら…
女の人の寿命って男より全然長いからなぁ

つい何年か前に
向こうのバアさんもウチのバアさんも
見送ったばかりだというのに…

だけど
もし順番どおりならそういうことだと…

義兄と出会った50年ほど前
よもや自分たちがアラ古希になるとは
思いもしなかったが…

実際にそんな年齢を迎え
そろそろ
終活にも入らなければならない時期を迎えた
今年のお盆

あと何年
こうやって相見えることができるだろうか?

どっちが先だろう?
彼か僕か?
僕か彼か?

まぁどっちが先でもいいか
どっちだろうと残った方が見送るだけだ

良いヒトだった
良いヤツだった
そんな風に思うだけでしかないだろう

死んでしまえば…






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