道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

生きるって…

2020-07-14 15:18:00 | 日記

生きるって…

どういうことなんだろう…?



いまさらながら…

前期高齢者という
いい歳の老人?になったっていうのに
いまだにわからないでいる

(まだ全然わからないよ)
(どういうことなのか…)

生きるって…






雨降りが続く梅雨時の今日この頃

前庭の木々や草花は
文字どおり水を得た魚のように
瑞々しい緑で輝いている

鬱陶しい雨空なのに…

忌々しい雑草ですら…!

いや雑草だからこそか?


人間としては雑草でしかない
哀しく老いてしまったジジイは
瑞々しく輝けることなんか
この先も到底ないのに…









45年ほど前
江古田の駅前の居酒屋で
口角泡を立てて語り合った論争を思い出す…

今はもう若気の至りでしかないと言える
演劇サークルの友人たちとの言い合いの中…


夢は持ってなくちゃ…

甘いよ夢なんて…

悲観的だね〜

悲観はしてないけど
今から10年後
30歳になってから何をしているか
その時点で
オレたちの人生は決まってるさ…


そんな言葉が
20歳過ぎの僕の口から出ていた


30歳?

そうさ
30歳あたりが分かれ目さ
やりたいことをやれてるかどうか…

下手な芝居で
名をあげるってこと?

そんなことなんかあるわけないだろ!
才能もチカラもないオレたちには…

じゃあ何してるんだよ?

できれば
何らかの人物と言えるほどには
なっていたいけど
せいぜい平凡なサラリーマンか
そんな程度だろ
オレたちは…


そう言った自分自身の言葉どおり
10年後の僕は
どこにでもいる
平凡なサラリーマンになっていた

そして
さらに35年後
前期高齢者になった今はもう
その平凡なサラリーマンさえリタイアして
何者でもないプータローのジジイに
なり下がってしまったけど…


あの
江古田の駅前の居酒屋は
まだ残ってるだろうか?

遠い昔の江古田に残してきた
若き日の自分自身の捨てゼリフ


そんな予言すらとっくに通り過ぎ
それなのに
いまだに到達できないままの疑問

生きるって…




長い年月
生きてきたはずなのに…



最新の画像もっと見る

コメントを投稿