ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
汗だく!
いつものジョギングじゃなくて
初孫くんのこども園の登園送り…
カミさんと二人でなら
まだ何とかなるものの
ジジイ一人だと流石に…
登園しないで一人でお留守番してると
泣き喚き暴れる初孫くんに
一人だと怖いオバケが出てくるよ〜
と騙しだまし手を引いて…
それでも
園にたどり着くや否や
65キロのジジイを引きずって帰ろうとする
力強い筋肉いっぱい?の2歳半
脚の太腿や腕の身体全体での筋肉構成
65歳の老いぼれたジジイを上回る?
見かねた先生の一人が
投げかけてくれた救命浮き輪に
何とかすがりつき無事?に…
女子の先生の方が
力があるなんて…💦
(コツか?)
いつまで続くんだろう?
ジジイとの闘いというか
初孫くんのイヤイヤ病…
チャラ息子やグウタラ娘のちっちゃい頃
こんなことは無かったような…
人生は巡るようで
巡らないような…
そんな思いだけ
巡らせつつ…
結局…
今日は走るのをやめて
朝から家呑みの一日…
(カミさんもいないことだし…)
初孫くんを迎えにいくまでには
酔いを覚さなくちゃ…
朝食といえば…
パンには牛乳
ご飯には味噌汁
ってとこ?
これって
あまりにもステレオタイプ?
若い頃はトースト2枚が
当たり前だったが…
バターからマーガリンに変わったの
いつだったのかよく覚えていない…
覚えてなくてもどうでもいいこと…
カミさんは未だにバターのままで…
味噌汁の具にはジャガイモ!
子どもの頃の我が家の定番…
それが印象強い
たまに豆腐とワカメもあったような…
おかずが足りないときは
白ご飯に味噌汁をぶっかけて
いわゆるネコマンマ?
当時の飼い猫と同じメシ!
(昔は削り鰹節などは滅多になくて…)
そんな
懐かしい昔の朝餉の風景を思い出した
朝っぱらから
酔っ払っているからだろうか?
たぶん…
気がつけば
夏至はすぐ目の前
(暑いはずだぜ〜)
ウインドブレーカーを着ようかどうしようか
迷いながらジョギングしていた寒い頃が
つい昨日のように思えるのに…
もうほとんど夏か?
この暑さは…
いや!
梅雨があければ
さらにウダるような猛暑日
待ち構えているのだろう…
だからなのか
久しぶりに生ビールでも飲みたい気分
最後に生ビールを飲んだのは
いつだったろうか?
去年の叔父さんの葬儀のあとの食事会?
あんまりよく覚えていない
生ビール…
飲みたいけど
昔ほどは飲めないんだろうな
たぶん…
もう若くはないし
ジョッキ10杯も12杯も
たて続けに飲んだのは
随分と昔の話さ…
それでももう一度
そんな風に飲んでみたい気持ち?
だけはあるけど…
でも
飲めないんだろうなぁ…
そんな機会もないだろうし
体力的というか内臓的にも…
飲めても
3〜4杯がセキノヤマか?
だろう…
きっと…
なら
飲まなくてもいいか?
いいのかも…
ふと想い出すのは
抱き合う子とのご飯デート
何年か前のまだ現役だった頃…
あの頃は
たくさん食べて
たくさん飲んで
それだけで楽しくて…
楽しくて
面白くて
若かった…
ずいぶん遠くなってしまったなぁ…
思い返すと
つい数年前だというのに…
いまはもうすっかり
ジジイになっちまったw
独身だった抱き合う子も
いまはお母さんになっちまったし…
その前に別れた子だって…
想い出すのはやめとこうか?
やめとこう
その方が…
徒然なる時の流れ
酔いにまかせつつ
時の流れに身を委ね…
そんなことばかりに
想いを巡らせては…
今日は走らない
走らないでおこうと決めたんだ
今日ばかりは
どんなに走りたくても…
(酔いながら脚を休めようと…)
午前中
泣きながら嫌がる初孫くんを
こども園に送ってから
カミさんが仕事でいない火曜日
これ幸いに
朝から呑み続けているけど…
呑み続けたところで
何かが解決するわけじゃない
僕の心が
満たされるわけでもない
良かった昔の時代
戻るわけでもない
だけど
飲まずにはいられないのは
時の流れに無力に抗うしかない
身のほど知らずの哀れなジジイの哀しさ…
どんなに抗ったって
戻れるはずもないのに…
まぁいいさ…
今日はノンビリ酔いながら
どうでもいいことを想い続けるさ
徒然に…
梅雨の合間の晴れた1日
走らないのはもったいないけど…
初孫くんをお迎えに行くまでには
この酔いも覚めるだろうし…
いまは初孫くんの送り迎えの日々が
すっかり日課になったジジイ…
僕本人ですら
思ってもみなかったこの現実
そんな
ジジイのどうでもいい感傷なんか関係なく
時は流れていくよ
流れていくんだよ
徒然に…
初孫くんがキレイだと言った
空の写真を撮って添えて…
1週間ぶりの土曜日?
(当たり前…)
初孫くんは休園日
だから少しは朝寝坊ができた
平日はいつも朝6時に起きて
7時過ぎにチャラ息子に送られてくる
初孫くんを待ちながら
玄関周りと前庭の掃除をするのが日課…
イヤイヤ病に罹ってる初孫くんを無理やり
こども園に連れて行かなくてもよくて…
それだけでも
ホッとできる週末の朝
日課の掃除も忘れ…
そんな週末
できれば時間をかけて
ノンビリとLSDでもしたいところだけど
生憎の雨空…
神様ってイジワルだ…
そういえば
すでに梅雨入りしたらしくて…
しばらくは走らない日が
続くのかもしれないなぁ
どっちみち
エントリーしてる大会も
当分はないんだけど…
そんな雨空も言い訳
カミさんも買い物という名目で
朝から出かけてしまったから…
今日もまたもや
朝から呑み始めることに…
(呑んでばかりだと体重が増えるのが心配…)
(じゃあ呑まなきゃいいのに…わかってる?)
(そんな生活でいいのか?わかってるけど…)
と言いながらも…
結局は走ってきた
午後から雨も小降りになり
明るくなり始めた空の下
フラフラ酔っ払いながら12キロのスロージョグ
途中
公衆トイレに2度ばかり寄ることに
呑んだ後はトイレが近くなるから…
汗もたっぷりかいたものの
走り終わっても酔いは全く覚めず…
(単に呑みすぎ…)
というより
昼ごはんに食べたカレーのゲップ
走ってる最中に
やたら込み上げてきて…
夕方になっても
なんだか食傷気味の気配…
晩ご飯
食べれるだろうか?
食べないと
カミさんに怪しまれるだろうな
朝から呑んでたと…
そんな土曜日
今日もまた
縮めたかもしれない…
いつ終わっても構わない
意味もないような寿命…
だけど…
今日は朝から呑んだ
(朝から呑んでいいのか?)
(全然いいわけないだろ!)
(酔っ払いつつ自己嫌悪…)
泣きながら嫌がる初孫くんを
騙しだましこども園に送ったあと
いつものように走ろうと思ったのだが…
ケータイのお天気アプリの予報だと
どうやら雲行きが怪しい見込み…
走ろうかどうしようか迷いながら
洗濯物を干しはじめたそのとき…
案の定
パラパラと雨粒の音と冷たい感触…
慌てて
裏庭の洗濯物干し場から
家の中へ退散…
だから
走るのはやめて
朝の10時前から呑み始めることにしたんだが…
(酒飲みの言い訳?)
(でしかないよな…)
ま…いいさ
40年間の長い間
ずっと働いてきたんだから…
退職後の第2の人生は
こんなスタイルで生きて行くさ
そんな僕のスタイル
カミさんは
絶対に許さないだろうけど…
(まぁいいよカミさんなんて…)
そんなことより
元気で走れる時間って
あと何年残ってるんだろう?
僕に…
雨音を聞きながら
そんなことを想い…
せめて
60歳代は走り続けていたいけど…
オヤジが亡くなった67歳まで
わずか2年になっちまって…
せめてオヤジよりは
もう少し長生きさせてほしいという
未練がましい想いもあって…
初孫くんのためにも…
それより
チャラ息子に子供が生まれたんだから
グウタラ娘の方の孫の顔も見てみたい
まぁ
遠くに住んでるから
初孫くんみたいに
毎日顔を合わせるということ
できないだろうけど…
30年ほど前に死んだオヤジ
僕とお姉ちゃんの子どもの顔を見れたけど
妹の一男二女は
結局誰ひとり見れなかったから…
そんなことを思うと
僕も見れないのかもしれない
グウタラ娘の子どもたち…
まぁ
それはそれでしょうがないか…
自分の思うとおりに生きれるなんて
そうそうにないだろうから…
思い返せば
僕の65年間…
思いどおりに生きて来れたのか?
来れなかったのか?
たとえ来れなくとしても…
とりあえずは
鬼のようなカミさんとの間にできた
チャラ息子が跡継ぎ?
かも…
そのおかげで…
いい加減なエロジジイの役目は
果たすことができたような…?
まぁ…
つまらない
どこにでもあるような
役目を果たしたところで…
えっ?
アシナガバチだろ?
スズメバチじゃないだろ?
なのに
なんでそんなに
執拗に襲ってくるんだよ!
午後…
庭木の剪定をしていたとき
1匹のアシナガバチが
何度も何度も僕をめがけて飛んでくる
まるで威嚇するように…
その度に
剪定バサミで追い払って…
10年以上も前の夏
庭木の剪定中に
大きなスズメバチに何匹も刺され
文字どおり痛い目にあった
次2度目に刺されたら気をつけてくださいよ
アナフィラキシーショックがありますから…
当時まだ大学生だったチャラ息子に
車で送ってもらった救急病院の
お医者さんの言葉…
今でも呪縛のように
ジジイの身体をこわばらせる
だから…
アシナガバチであろうと
ハチは大の苦手でしかない
そんなハチからなんとか逃れ
しばし剪定を続けるのを諦め
脚立から降りて庭木を離れた
それでも頭上高く舞っている
アシナガバチの行方を追うと…
たったいま
ハサミを入れてた樹の枝の中に
ちっちゃな蜂の巣が見えた…
その巣に張り付いたアシナガバチ
自分の巣の無事を確かめるように…
なんだ
そうだったのかぁ〜
なんにも知らず
ハサミで枝を切ってたけど
キミの巣がそこにあったのか…
そりゃ怒ったように
何度も襲ってくるよなぁ〜
大事な自分の巣が壊されてると思えば…
そんな暑い一日
初孫くんをこども園に送り届けたあと
いつもの午前中のジョギングは
たったの5キロでギブ…
すぐに汗だくになり
脚が上がろうとしない
どうやら30℃に届いてた?
すでに真夏日…
もう夏はやってきちまったのか?
まだ梅雨さえ訪れてないというのに…
幾分涼しかった朝…
車で我が家まで送ってきたチャラ息子に
パパお仕事行かないでぇ〜
と僕の腕の中で泣いていた初孫くん…
抱きかかえながら
俄かに汗が噴き出す
何度もなだめるも…
やがて
カミさんも仕事に出かけ
ジジイひとりで
公園に行こうと騙しだまし
何とかこども園まで…
ジイちゃん園長先生に用事あるから
ここでお利口に待っててねと言いながら
みんなのいる保育室に預けようとすると…
ジイちゃん用事あるから
○○くんはここで待ってるんだよ〜
いまにも大声で泣き出しそうな涙目と
拙い言葉遣いで若い女性保育士先生に
必死に説明する初孫くん…
お願いしますと言い残し
そのまま手を振って
保育室を出ててきたけど…
後ろ髪を引かれながら
泣きそうになっていたのは
ウソをつかずにいられなかった
ジジイの方だったよ…
(ゴメンよ初孫くん…)
(本当にゴメンよ〜😭)
ウソも方便…
なのだろうか?
かもしれない…
けど…
庭木を剪定しながら
まるで嫌いになったから別れるんだみたいに
独身だった彼女から身を引いた
何年も前の夏の日を思い出した
思い出すだけで
心が痛い…
今もまだ…
すでに何年か前
新しい誰かと結婚して
赤ん坊も生まれ
幸せな家庭を築いているという
そんな風のたより…
いつだったか耳にした
良かった…
良かった?
のか?
それで?
良かった?
のだろう…
そう思うのは
ジジイの勝手な想い?
なのか?
のだろう…
そのうち
天罰が当たる…
いやもう当たってる?
この歳になって
鬼のようなカミさんとの地獄の日々…
呼吸できない
潤滑油の役目の
初孫くんだけが
唯一の息継ぎ…
そう…
さ…
そして…
暑い夏の日は
今年も巡ってくる
何もなかったように
コロナすらもなかったように…
巡ってくるんだ
全てを引きずって…
(あとさきも
(なにもみえない
(まよいみち
(いまもめぐらん
(とおいなつのひ