
今から四年程前。
ケイザブロウは、
定年退職して、
奄美大島に暮らす小学校時代の担任から、
遊びに来るように招待された。
それで、
小学校時代のダチ数人と、
奄美大島に来た。
小学校時代の担任の家は、
ド田舎もド田舎ということから、
一泊して早く帰ろうという企みが、
ケイザブロウ一行の胸には渦巻いていた。
早速、
あやまる岬への観光、

あやまる岬に、
小学校時代の担任やその知人たちによって、
ケイザブロウ一行は連れてこられた。
あやまる岬に着くと、
ケイザブロウは、
スマホ📱で通話した。
「ミサキ君。昨日はごめんね」、と。
続いて、
奄美大島の島唄を聴かせたいと、
島唄の大家のところへと直行、

奄美大島の島唄名人と言われる、
老婦人は、
島唄を披露する気分やなかった。
島唄のしの字も知らん半端モンに聴かせるような、
低級なものやないというプライドからやった。
けど、
お礼金をいただいた時点で気が変わり、
三味線抱えて、
堂々とした足取りで、
ケイザブロウ一行の前に現れた。
そして、
冷ややかに、
「あなた方は島唄を聞いたことがござんすの❓」と問うた。
ケイザブロウは、
「はい!先輩社員のシマさんの歌をいつもカラオケハウスで聞いています」
奄美大島の伝統ある島唄を、
職場の酔い潰れたシマとかいう男の歌と間違った時点でアウト!
島唄名人は、
三味線抱えて、
来た道を引き返した。
夜。
小学校時代の担任の90代の父親が、
有名な映画を見せると言うので、
客間のプロジェクターの前に、
ケイザブロウたちは集まった。
有名な映画とは「君の名は」であることがわかったので、
ケイザブロウ一行は大喜びした。
映画が始まった、

ケイザブロウは映画を見ながら、
「前前前世が流れないし、隕石も落ちません😞ブルーレイが日焼けしたから、色が白黒になったのですね」と悲しそうに呟いた。
ケイザブロウ外の者は、
「君の名は」違いの映画やと気づいたんやけど、
小学校時代の担任の父親に心の中で、
「ふざけんなよ😡原生林ジジイが😡😡」と毒づきながら、
映画を見ていた。
(映画は「君の名は」違いの別物やけど、昔の「君の名は」の方が観客動員数から計算された興行収入で計算するとアニメの「君の名は」を凌駕している)
こうして、
招かれたのに、
招かれざる体験をしたケイザブロウ一行は、
翌日、
奄美大島を後にした。
(奄美大島は俺の近所にいる象顔のDQNばばさんパオパオの生まれ故郷。どうでもエエけどね😛)