マルイという40代オトコが、
夜の埠頭で、
自転車を横に置き、
目の前の真下に広がる海を見つめていた。
会社が倒産して以来、
アルバイトをして暮らしていたが、
長続きしたためしがなかった。
マルイは、
自分は不能だと、
真剣に悩み落ち込んでいた。
そこに、
未成年のくせに酔い潰れたレフティが、
埠頭に千鳥足でやってきた。
レフティの背後からノブミツが、
「お前酔い過ぎ。マジ大丈夫⁉️」と声をかけると、
レフティは、
「潮風に当たれば良くなるんだよ!バ~か😛❗️」と言ったので、
ノブミツはキレて、
そのまま帰った!
レフティは、
目を閉じて、
潮風に吹かれながら歩いた。
風が気持ち良かったので、
レフティはクスッと笑って、
そのまま足早になり、
駆け出した!
その為、
前方にいるマルイに気づかずに、
マルイの背中にぶつかってしまった。
マルイは、
自転車とともに、
海に落下した。
夜の埠頭、
「レフティ❗️」という、
マルイの怒声が響き渡った!