
サクマという30代前半の網戸張替え業者がいた。
七転びくまモンの網戸が破れたので、
張替え出張に来た。
常日頃からツンツンしている意地悪メタボの七転びくまモンは、
サクマが来た日は、
特にツンツンしていた。
サクマが、
「今から作業させていただきますがよろしいですか?」と問うと、
七転びくまモンはムスっと、
「作業していただくために呼んだんですけど、ナニかそれ以上のものを求めておられると言うことなんですか😠❓」と、
答えた。
サクマは不愉快になって、
仕事に取りかかった。
そんなサクマの後ろ姿に、
七転びくまモンは、
「あんまり変なことを言うと許しませんよ!」と大声出して、
部屋から出て行った。
サクマはぶつぶつと、
「デブが😡」「クジラ🐳が😡」と小声で罵った。
時は九月なんやけど、
めちゃ暑かった。
それでサクマが、
休憩して水分補給しようと思った。
するとそこに、
七転びくまモンがツンツンしながら、
三日月型に切ったメロンを皿に乗せて持って来た。
サクマはそれを見て、
うれしくなった。
「メロン🍈や😋」と心に喜んだ。
七転びくまモンはツンツンしながら出て行き、
再び麦茶が入ったコップを持って、
メロン🍈の横に置いた。
そして、
「冷たいうちに召し上がってください」とツンツン口調で言った。
サクマが、
道具を片付けて休憩しようとした時、
七転びくまモンは、
持ってきた三日月型メロンにかぶりつき、
むしゃむしゃ食いまくった。
サクマがあ然としてると、
口元に、
メロン果汁たっぷり付けた七転びくまモンが、
ツンツン口調で、
「冷たいうちに召し上がってください。麦茶。とても冷えてますから」と言って、
メロンの皮を持って出て行った。
サクマは黙ギレしながら、
「デブが😡」「クジラ🐳が😡」と小声で罵りながら、
コップ一杯の麦茶を飲んだ。