ケイシロウとトークアバウト

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タダでは済まない

2024-10-06 00:05:00 | 日記




ゴリラ顔とゴリラ体験のうーたんは、
仕事上の得意先との打ち合わせが遅くなり、
最終バスと最終電車に乗り遅れた。
徒歩で帰宅すると2時間はかかる。
しかし、
そうする以外に仕方がなかった。

途方に暮れて徒歩していたうーたんに、
女のダミ声で、
「よお!ゴリラじゃねーか?こんな夜遅くバナナ🍌探しか?」と声をかける者がいたので、
うーたんがガチギレ😡して振り返ると、
オラウータン顔した樽腹女のブルーザーやった(2022年1月25日記事『オンナの一緒』参照)。
ブルーザーは20代ジャニ系専業主夫ハチロウの嫁で、
トラック運転手とタクシー運転手を掛け持ちしていた。
うーたんに声をかけた時はタクシーからやった。
なお、
ブルーザーとうーたんは幼なじみ。
うーたんは仕事が長引いて最終バスや電車を逃したことを説明した。

ブルーザーは、
「あんたんところはあたしのところの近くだよね。いいわ。乗りな!」と言うので、
うーたんは喜んでタクシーに乗り込んだ。

タクシーが走り出すと、
うーたんは自治会長としての苦労話や、
仕事が上手くいかないことの愚痴をこぼした。
ブルーザーも夫ハチロウからたくさんの生命保険をかけられていることや、
金持ちの姉の遺産の大半がハチロウの手に渡ることを愚痴った。
そして、
子供時代、
うーたんとバナナの早食い競争したことや、
バナナシェイクの飲みくらべした思い出を語り合った。

タクシーはうーたんの家の前に停まったので、
うーたんは喜んで降りようとしたが、
ドアがロックされていた。
ブルーザーはうーたんに、
「乗車賃は3万3000円になります。現金オンリーでバナナでのお支払いはかたくお断りいたします」と言ったので、
うーたんは、
「金取るの?あんたが乗りなって言うから乗ったんだよ!」と言い返した。
ブルーザーはキレて😠
「おんどれ!乗れとは言っても誰がタダやと言った⁉️」と叫んだ!
うーたんは反論できなかった。
ブルーザーの言う通りやったから。
けど、
3万3000円の持ち合わせがなかった。
うーたんが金がないと言うと、
ブルーザーはデカいハンマーを取り出して、
「アタマかち割るぞ❗️ワレ❗️」と叫んだ!
それで仕方なく、
うーたんはブルーザーを家に上げて、
3万3000円に値する品物で支払うことにした。
ブルーザーは、
うーたんが買ったばかりの4kテレビとパソコンと炊飯器を持っていき、
ついでに、
買い置きされていたバナナ7房をも持って行った。

うーたんは悲しかった。
ブルーザーが持って行った品物は、
3万3000円にもう一つゼロが着く金額になることを知っていたから。
そして、
どんな親しいモンからも、
親切な申し出には疑ってかかることを学んだ。