「できごとは語り継がれ人々の心に棲みつく時に真実となる」(by 牧カオリ)
これは安食堂丸めろに勤める女性店員の、
丸めろの洋子によって語られたひとつのできごとや。
ある青い朝顔に囲まれた一軒家に、
ハナミという女の子が百日咳を患っていた。
ハナミは庭の朝顔を見渡せる部屋で、
激しい咳き込みの症状の中、
「たくさんの蝶々🦋さんを見たい」と弱々しく語った。
そこで、
ハナミの父親は疎遠になっているヤクザの弟を呼びつけた。
そして、
ハナミの寝ている側に来て服を脱ぎ、
背中に刺青されたたくさんの蝶々を見せた。
ハナミは喜びながら目を閉じて動かなくなった。
母親が「ハナミ❗️」と絶叫して側に駆け寄った際、
2リットルのペットボトルの水をこぼしてしまったが、
みんなハナミが心配でペットボトルの水を流れるにまかせた。
医師がすぐに呼ばれた。
ちょうど空模様が怪しくなっていたが、
ハナミの体調にしか頭のない一同にはどうでもいいことやった。
医師が「ご臨終です」というと、
父親の弟のヤクザが、
「北京でオリンピックがあってることはわかってます!」と言い返したので、
医師は、
「私はご臨終ですと言いました。五輪中ですとは言ってません」と言い返した。
ハナミの両親が大泣きしてると、
外は強風と雷雨に荒れ出した!
と、
窓ガラスに朝顔の方から一匹のピンク色の蝶飛んできたので、
父親の弟が窓を開けて中に入れてあげた。
(ベニスカシジャノメよりピンクやったというこの幻想的な蝶はこの世の蝶ではない神秘的なものなのか🤔ベニスカシジャノメの変異種なのか🤔は未だに不明)
ピンク色の蝶が部屋を飛び回ると同時に、
ハナミの庭の木に落雷があり、
木が折れて、
ハナミが部屋の窓ガラスを破り倒れて来た!
木を通した弱い雷の電気が、
こぼれたペットボトルの水を伝って、
一同の髪をアフロにした。
同時に、
ハナミが飛び起きて、
「超❗️驚いた❗️❗️」と叫んだ!
医師はハナミが蘇生したことを確認して、
この不思議なできごとに畏怖した。
そして、
ピンク色の蝶はどこにもいなかったが、
庭の青い朝顔が全部ピンク色になっていた。
その痕跡は今に至り、
当ブログの撮影画像とさせていただいた。
ハナミは現在、
大学医学部で百日咳で苦しむ人たちの為に、
学びに学んで、
医師の資格を取って、
海外に旅立った。