マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)による
国内の死者数が4人に上った。日本にはもともとあったウイルスだが、初の死者が判明
したことで関係自治体は対応に追われている。マダニは全国に分布し、春から秋にかけ
て活動期に当たるため今後の注意が欠かせない。だが、感染経路は不明のため、どうし
たら感染拡大が防止できるか、厚生労働省などは頭を悩ませている。
◆いらだつ自治体 1月末に国内で初の死者が確認された山口県は20日、保健所
などから関係者約40人を集め対策会議を初めて開いた。県の担当者は「『殺人ウイルス』
に振り回されている」と疲労の様子を見せる。感染すれば高熱や血尿を発症し1週間で
死をもたらす恐ろしい感染症にもかかわらず、現時点で有効な治療法は確立されて
いないという。
では、今回確認された新型ウイルスを持つと疑われるフタトゲチマダニとオウシマダニは、
いったいどこに生息しているのか。日本唯一のダニの民間研究施設「馬原アカリ医学研究
所」の医学博士・藤田博己氏に聞いた。「フタトゲチマダニは日本全国にいます。主に
野山にいるが、公園の草むらなど、都会で見かけることも多い。
散歩に連れ出したペットの犬などを介し、家の中に病原体を持ったダニを引き入れてい
る可能性もなくはないですね」感染の症状は、原因不明の発熱(38度以上)、下痢・嘔吐
、食欲低下など起こす。重症になるとケイレン、意識障害、下血が起こり死に至る場合
もある。現在ワクチンや治療薬などは無く対処療法が中心になる。
〒192-0355 東京都八王子市堀之内 2-6-1
東京多摩地区の害虫駆除 専門店
ダスキン ターミニックス 八王子東店
http://www5.ocn.ne.jp/~tcb/
TEL 042-675-0101