利根大堰のサケ遡上数、最多更新 魚道改修の成果か
埼玉新聞 12月3日(火)14時23分配信
利根川中流の行田市須加と群馬県千代田町をまたぐ利根大堰(おおぜき)を遡上(そじょう)するサケの数が、11月28日現在で1万7015匹となり、昨年観測された1万5889匹を上回り、3年連続で過去最多数を更新した。
独立行政法人水資源機構利根導水総合事業所は1983年以来、毎年10月1日から12月25日まで利根川のサケ遡上数を調査している。95年から97年にかけては魚道を改修。サケが上りやすくなったため、遡上数は増加傾向にある。2011年に1万5095匹と初めて1万匹を超え、昨年も過去最多を更新していた。
3年連続で記録を更新したことについて、同事業所の担当者は「稚魚の放流をはじめ、河川環境の改善や魚道改修などの成果ではないか」と分析。遡上数は例年11月中旬ごろにピークを迎えるが、現在も数百匹単位が観測されている。
担当者は「12月になると遡上数は減少するが、2万匹の大台に乗る可能性もある」と話している。
魚道を遡上するサケは利根大堰の「大堰自然の観察室」で窓越しに見学できる。入場無料で、時間は午前8時半から午後4時半まで。
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