DVか、注射の後か…
いえいえ、バレーボールなんです。
私の職場はスポーツが盛んで、春はバレー、夏はソフトボール、
秋は卓球、冬にはバドミントンの親睦試合があります。
基本的には全72チーム対抗で、親睦とはいえ、かなり本格的に
やっているところもあります。
私のところは、先々週あたりから練習を始めました。
「疲れてるしなぁ…」なんて思いつつも、やはり体を動かすと
すっきりして気持ちがいい!
普段使わない筋肉を使い、ボールに集中していると、頭のほうは
余計なことを考えなくなる。それが、ストレス解消になるんでしょ
うか。
あまり人には話していないことなのですが、実は中学の頃は
バレー部に入っていました。
県大会でも上位に残るような強い学校で、新入部員も小学校から
クラブチームでやっているような子ばっかりでした。
もちろん、初心者もたくさんいたのですが、練習についていけない、
レギュラーに入れない、いろんな理由でほとんどやめていきました。
私は、といえば、小学校6年間体育は‘2’。運動するより本を読ん
でいるほうが好き。そういう子どもでした。
それが、何を思ってそんな部に入ってしまったのか…
まじめに練習するわけでもなく、かといってやめる勇気もなく、
中途半端な気持ちでズルズルといた私は、うっとおしい存在だったと
思います。当たり前ですが、レギュラーになることも、試合に出るこ
ともないまま、引退になりました。自分にとっても、そんな3年間は
思い出したくない、封印してしまいたい過去でした。
今の仕事に就いたのが11年前。
声をかけられて、なんとなく始めたのは3年目の頃でした。
最初は苦手意識が先に立って、体も動かなかったのですが、
「うまくできること」より「つっこんでいく気持ち」が大事なんだと
気づいてから、徐々にですが、楽しくなってきました。
そうなると、体の硬さも取れ、足も出るようになってきます。
強いスパイクやブロックのこぼれ球を拾えたりすると「よし!」
なんて声も出てきます。
無意識のうちに動けてる自分に気付いた時、「中学の時の練習のおか
げ?!」なのかと思いました。
何の役にも立っていないと思っていた3年間が、実は身についてるもの
があったんだと初めてわかりました。
反射神経や瞬発力は相変わらずだけど、今は体を動かすことが楽しい。
みんなでボールをつないでいくことが楽しい。
強いボールに食らいつける自分がうれしい。
見ようとしなかっただけで、あの3年間が実はちゃんと積まれていたん
だって気付けたことがうれしい。
最初の試合は今週の木曜日。
「楽しい!!」って言えるように、
しっかり集中して、がんばります