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嵐・大野智さんとにゃんこをこよなく愛するワタシの日々のあれこれ

松戸アートラインプロジェクト2010

2010-12-05 22:23:32 | 日々の徒然


松戸アートラインプロジェクト


高校の同級生から手紙が来ました。
「松戸アートラインプロジェクト」のパンフレットです。

彼は東京藝術大学大学院を卒業後、
教育系の大学で美術を教えています。
今回、彼のゼミでこのイベントに参加しているそうです。


初めての松戸。

まずは友人のイベントをやっている‘旧・原田米店’へ。



入ってすぐのところに‘お米屋さんプロジェクト’の紹介。




米袋で作った巨大なクマさん。




中庭では「松戸パエリア」開催中。

大きな鉄板で大量のパエリアを作っていました。
パエリアの作り方なんて全然知らない学生が、
そこを訪れるいろんな人たちに教えてもらいながら、
完成させたそうです。
たくさんの人のたくさんの想いでできあがったパエリアなんですね。

この‘旧・原田米店’では他にも母屋、ガレージ、庭など
いろいろなところで作品が見られます。




庭に作られた「松戸家」

高床式(?)の家の中にはおこたもありました。
なんとなく、鬼太郎の家を思わせるような。




旧・原田米店さん、中庭。
こんな立派なお庭もあるのに、
今は誰も住んでないのかな?

鏡で作った絵馬にこれから目指す自分への決意を記して、散策開始。




パンフレットにも載っていた時計屋さん。
ウィンドウの中のものがおもしろい!!




人形屋さん(?)
いろんな柄の招き猫がいました。




クリスマスに備えて。
小さなスノウマンがかわいい。




坂川デッキに作られた「籠庵」
何人入れるんだろう?すごく大きいです。
竹も太い!編むの大変そう。




その向かいには「ニュートラル」
空に向かって伸びる階段。
水に写ってさらに長く見えます。




「松戸森のじゅうたん」小学校6年生の作品。
ペットボトルを組んだものの上に太陽電池パネルみたい
なものがついていて中には電球が入っているみたい。




暗くなったら光るのかな?


松戸神社から江戸川の土手に出てのんびりお散歩。


緑のポスターが見えてきたので行ってみると
‘日本大学松戸歯学部’校舎です。

4つの部屋で展示を行っていましたが、
私が1番印象的だったのは、「泊」です。

まっ暗な部屋の中に入れるのは3人まで。
小さなペンライトを持って入ります。

弱い灯りを受けて暗い中にぼうっと浮かび上がるのは
透明の小さな魚たち。(娘は鰯と言っていました)
光を当てて見てみると、地面から伸びた細いピアノ線の先に
魚がついていました。

ピアノ線は無数に伸びているように見えます。
3つのライトで照らされてできた影と本物とが
見分けがつかなくて、ものすごい数に見えるのです。
ピアノ線の数だけ魚もいるような錯覚を起こしてしまいます。

魚はみんな同じ方向を向いていて、かすかな空気の揺らぎに合
わせて、さわさわと泳いでいます。
ちょっと酔ってしまいそうな感覚がありましたが、しばらく中
にいると、その暗さと緩やかな魚の動きが本当に海の中にいる
みたいで、心地よくなってきました。目を閉じると自分も魚の
ひとつになれそうな。

いつまでもいたくなる癒しの空間でした。

校舎を出ようとしたときに目にとまった「燃えた消化器」
「街の中の存在感」のひとつでしょうか。

‘役目を果たすことなく期限を過ぎていく’というような
説明がありました。
消火器って・・・そうあってほしい存在ですよね。
そういう捉え方をすることで、モノに新しい意味がつけられるんですね。


このあたりでもう夕方になってしまいました。
まだ見れていないものもたくさんあるし、
松戸という街自体、もっと見たいところがありそうです。
戸定邸や小山樋門などの古い建造物もあるし、平潟遊郭跡なんて
ところもあるなんて全然知りませんでした。
以前は千葉に住んでいたというのに。
近場でおもしろいところ、たくさんありそうですね。

松戸の街を舞台にしたこのイベントは‘アート’と構えるのではなく、
なんだかおもしろそう、みたいな軽い気持ちで参加できるのがいいですね。
街のあちこちにある作品を探したり、バッタリ出会ったりするところが、
RPGみたいで楽しいです。

これからも続くといいなぁ。
また来年も来たいです。