映画 武士の家計簿

今日は邦画です。

堺雅人さんの時代物ということで、内容はよくわからないけど、
ぜひ見たいと思っていました。
映画館に行って、共演者が仲間由紀恵さんだということを知って
さらにうれしくなりました。

監督は森田芳光さんだったんですね。
松田優作さんが出ていた「家族ゲーム」や「それから」の
監督さんですよね。


静かな映画でした。
時が流れるままに、静かに静かに話が流れ、
暖かい気持ちや切ない気持ちが静かに湧いてきました。

あまり説明がなく、結局どうなったんだろう？というままで
次に話は進んでしまいます。
余韻の中で、見ているものが感じ取っていくんですね。
映像で見せない分、広がりが大きいように感じました。

堺雅人さん、適役でしたね。
バカがつくほど真面目で、融通がきかなくて。
それがコミカルに見えたり、切ないほど悲しかったり。
表情に出さなくても、いろんな気持ちが伝わってきました。
本当にステキな役者さんだと思います。

おばば様役の草笛光子さんや義父役の西村雅彦さんもよかったです。
じんわりと伝わってくる優しさがありました。

仲間由紀恵さんは現代もののドラマより、こういう時代物のほうが
あってたりして？セリフの感じもピッタリだし、着物姿も美しかったです。

最後、父親の愛情がちゃんと息子に伝わったのかな、というところが
悲しくて、切なくて、とても気になったのですが、子どもの頃は
冷たい人だと思った父と同じことをしている背中は、きっと、
父の気持ちを理解できた証しなんだと思いたいです。
その気持ちがお父さんにも伝わってるといいな。

やっぱり、堺雅人さんいいですね。
これからもこの人が出るのは見ていこうと思います。



　　***これからやるもので絶対見たいもの***

　白夜行　　原作、大好きです。好きというか、苦しいんだけど
　　　　　　　見ずにはいられないです、きっと。

　プリンセス・トヨトミ　　原作者（万城目学さん）大好きです。
　　　　　　　　　　　　　綾瀬はるかさんも大好きですし。

綾瀬さんはドラマで「白夜行」の雪穂をやってるんですよね。
「鹿男あをによし」にも出てて、これは万城目つながりって
感じですね。
堀北真希ちゃんはかわいいってイメージだったけど、
パンフレットで見た雪穂の表情がすごくよくて、
期待大です。泣かされそうです。