寒稽古

　ラジオ体操が４日から再開され厳しい寒さの夜明け前家を出て雪道を踏みしめ街灯が煌々と灯り、芯から冷え込む暗い中滑らないように足下に気を付けながら会場の市民センターに通っている。着くとお世話役のKさんが、ラジオを準備して待っていてくれる。
　今日は男性３人、女性は独りだった。何時も屋根の上から体操を見おろしている何時もの小鳥が居ない。
　寒さと積雪で餌探しが大変なのだろうか。たとえ小鳥であろうと見学者が居ない張り合いがない。
　体操が始まる６時半頃になると西の青い空に白い月が出て、南の上空に金星（明けの明星）がかすかに見える。
　カラスが南の方の塒から北方向のナワバリへ群れをなして向かう。
　東の空は朱色に染まりぞっとするほど美しい。体操で火照った身体で家まで早足で帰る。
　今日は新しい体操スタンプ帳をいただいた。このスタンプ手帳にどれだけ隙間を作らずスタンプを押せるのだろうか。明日から３日間は福島実家に行く予定空欄になる、最近風邪もひかず体調が良いのは朝体操のお蔭かもしれない。
　感謝。高校生の頃、元旦しか休みが無く寒稽古で阿武隈川に腰まで浸かり空手の稽古をしたものだ、しかし今は昔古稀をすぎて早３年身体もナマッテ気持ちも弛んできている、一日も早く暖かくなる事を願う寒稽古である。押忍（オス）