Truth Diary

創立50周年記念祝賀会

  高校のクラブ創立50年周年記念祝賀会が昨日福島市のホテルで開催され出席してきた。福島は桜の花が満開で晴天にも恵まれお祝いにはこの上ない日和となった。
  50年ぶりに逢う同期生もおり最初は誰か分らなかった人が、少し時間が経つとすっかり昔のイメージに重なり、瞬時に学生時代にタイムスリップする不思議さを味わった。
 当時恐ろしいばっかりの指導者だった恩師も、喜寿を迎えんとする齢となり、緊張したり畏まらず普通に話が出来るようになった。これも年月のなせるわざだろう。
 師はご長男に高校の部の指導一切は譲っているが、50数年間今も変わらずに、ご自宅にある青雲館道場で白い稽古衣で空手の指導にあたっている。古希の時は熟練者全国大会で日本一に輝くなど、余人が真似の出来ない「強固な信念の人」である。この先生に私が受けた影響は計り知れないが足元にも及ばない己にふがいなさを感じる。

  それにしても年月の速さにただ驚くばかりだ。空手道部が創部した頃は今のように競技会などが無く、ひたすら山にこもったり自然の中で、荒行のような厳しい鍛錬を課し、忍の字を墨書した部旗を風に翻し蛮声を張り上げ部歌を放歌しながら街を闊歩するなど、バンカラを気取った青春だった。現在の部員たちは、選抜大会、全国選手権大会などを目指し日夜激しい練習に明け暮れている。それも全国からの選りすぐりが集まっている。今、空手の名門校なって嬉しく思うと共に、昔は競技成績に惑わされること無く、精神力を含めた自己鍛錬として空手に専念できたことをありがたいと思う。特待生として各地から集まった後輩エリート達の鍛え抜かれた技を見ながら先輩として誇らしく思うと共に、遠い東北福島に子供を送り出している親御さん達のせつない気持ちをふと思う。日本一の栄冠を目指し頑張れ後輩諸君!!「福島復興のともしび目指して」

        ご来賓の日本 空手協会専務理事の方のご祝辞

       今後の活躍を語り  謝辞を述べる松原光総監督

     OB会に貢献された方に贈呈された立派な感謝状

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