昔撮ったビデオをDVDにダビング

  30年ぐらい前から、ビデオカメラを担いで、家族の行事等を撮影してきた。
  その機材もよる年波で昇天する日も近いとの危機感から、最近ブルーレイディスクレコーダーを購入した。
 古いVHビデオテープは収納棚に一杯あり、場所をとるだけでなくカビが生えたりしていて保存状態が良くない。今日は、8ミリビデオと言われるコンパクトなビデオカセットで撮影したものを、壊れかかったカメラをどうにか、だましだまし動かしてダビングにおよんだ。始めてみると、懐かしい20年ぐらい前の息子と娘の姿、そして吾が若かりし頃の姿に引き込まれて見入ってしまった。
  娘 の成人式、息子の大学卒業と就職を控えての帰省、子供達に祝ってもらった銀婚祝いの旅行など。しばしノスタルジーに世界に浸り気がつけば、半日経っていた。
 しかし良く考えてみれば、こうして残しても私が無き後を考えれば無用の長物ではないか。今云われる「断捨離」で始末した方が良いのではないかと思い直してみたが、未練が残りデッキに保存した。
  会社の慰安旅行で、釣りをしながら船上で芋煮ならぬ、取れたての刺身とサケ鍋を囲み、離島の網地島の民宿に泊まった事など。懐かしい顔ぶれを観て時が経つのを忘れてしまった。当時の新入社員は、今頃どうしているだろうか。この調子だと完成はいつになるやら。