Truth Diary

ゼミにテレビクルーが撮影に

 放送大学宮城学習センターに所属し課外授業のゼミに参加している。私たちゼミは「研究入門」というもので、社会人として仕事等を通じて体験した事を基に疑問やその解決手段となる考察等を論文としてまとめて発表しメンバーや教授から意見やアドバイスをいただき、学術論文として通用する段階まで精査・校訂を重ねた結果、年に1冊「研究集録」として第2号まで発刊してきた。
 放送大学本部では各学習センターでの独自の取り組みを大学のサイトで全国に動画配信するものに取材要請され、前回に引き続きテレビクルーが取材に来た。
 研究発表者は前回既に発表実績のあるEさんと言う女性、フランスの画家アンリ・マチスの礼拝堂における従来の写実的な宗教画が、東洋の浮世絵版画、禅画などの影響を受け色彩を排し単純化した表現へ挑戦した革新性の意味について述べたもの。
 「ノートルダム寺院やスペインのサクラダファミリアなどにはいずれもキリストの生誕から処刑・甦りまでの場面を写実的彫刻で表し、当時文字を読めなかった人達への聖書の普及に役立てたというが、抽象化する事により分かり難くなるのでは」と質問をしたが、現代では識字率も上がり、その精神性を表現するには多様な受け取り方が出来るシンプルな表現が適しているとの回答に達磨像や武藏の禅画を思い浮かべ観る者に想像させる方がより優れていると感じた。

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