Truth Diary

アノ時

寒い日だったので車で放送大学宮城学習センターに行き、パソコン実習室で日経PCというパソコン雑誌の演習記事を見ながら持参したPCでサークルでやったExcelのお習いしていた時だった。
 突然今迄経験した事の無い揺れに地球がどうかしてしまったか?と、強烈な恐怖を覚えた。身体ごと浮ような揺れから横揺れ混じり今にも天井が落下してきそう、スチール製の書棚はガラス扉が開いてバラバラと本が床に落下してきた。机の下に潜り込み直ぐに停電、室内が薄暗くなってきた。強い揺れもすぐに治まると期待したがものすごく強い揺れは依然治まらず、とにかく早く治まってくれと心で祈るばかり、頭に浮かんだのは少し前にニュージランド島ウエスとチャーチの大地震で日本人留学生が煉瓦造り建物の崩壊で多数犠牲になった事が浮かび、今居る校舎も明治初期に建てられた古い煉瓦造りであることを考えると崩れた煉瓦での圧死は免れないと考えた。もはや死ぬ事は受け入れて、その後に己の遺体が探し出される時の事を想像してみて、不謹慎ながら、おかしな場所でなく大学の建物で発見されることは自分にとっても家族にとっても不幸の中の唯一の救いになるだろう等と、よけいな体裁まで考えた。こうなれば、「さあ悔やむ事はない何時でも死んでやる」と開き直った処でようやく凄かった揺れが治まった。 家はどうなっているだろう多分めちゃくちゃだろうと覚悟して携帯から電話したが繋がらないので不安は増すばかり。建物から外に出ると職員さん達が広場で呆然としていた。クルマのエンジンをかけて駐車場のゲートを通過しようとしたが停電で開かない仕方なくゲートバーを引き抜き駐車場をでた。

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