Truth Diary

コエを失う

日曜日に松島で一泊でのサークル総会兼ミニ研究発表会があり、それに備えて風邪をひかないよう、あらかじめ病院に行って数日前から喉や痰の予防薬服用して万全を期したつもりで発表も事なしを得たが翌朝からぜんぜん声が出なくなってしまった。熱もなく喉も痛くはないのだがしゃべろうとしても声にならないもどかしさ。昨日も放送大学でミニゼミの研究発表を傍聴する立場だったが、質問しようにも言葉にならず皆様にご迷惑をお掛けした。
 松島の総会で先の叙勲で瑞宝賞を受けられた前の放送大学副学長で宮城学習センター所長も務められた萩野先生もご出席なされたので、皇居で親授式の模様など伺ったら面白い事を話された。
 先生は放送大学副学長に就任される時前任者からモーニングを作って置くようとの引継ぎで作ったが、あまり着ないのでタンスの隅の方に置かれ、今回皇居に参内する段になって着ようとしたら虫食い穴があり着ることが出来ず、そのままホテルに行ったら受賞用品セットが準備してあり、同伴する奥様の着物も併せて頼んだらその高額な値段に驚いたと言う。
 その類の話はもっとあり、公表になる前に文化庁から他言無用と固く口止めされたのにも拘わらず、報道されるだいぶ前から親戚やご近所に配る記念品などの受賞グッツカタログ類が玄関に入りきれないほど配達され呆れてものが言えなかったという、勿論注文しなかったけれども値段を見て再度ビックリしたそうだ。
 このように受賞者をターゲットにした叙勲品関連業界の商魂の逞しさをまざまざと感じたそうだ。祝ごと栄誉につけこんで高いモノを買わせようとする商魂はハタ迷惑を通り越して滑稽だとも言っておられた。はたして親切心なのか商売なのか、声を失う話である。

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