午前は宮沢賢治の童話銀河鉄道の夜の第2稿を読んで最終稿との違いなどを比較検討した。なるべくじっくり読み込んで各自から疑問意見感想など出し合う形式なのでなかなか前に進まない。
しかし単に講義を聴くだけの受け身より、通信制とは言え本来の大学らしい授業だと好評だ。
午後は明治初期宮城県全般を襲った水害の古記録を読み下し、それらから実際どの様な被害があり、その対応や救済事業はどう行われたのかを、分担したページから、各種文献等を調べて講師や全員の前で報告する形式で行われ、本日は鳴子町川渡、鬼首等の被災状況についてマイクロフィルム化された当時の奥羽日日新聞の記事や各町史などで調べた結果、ネット検索した事柄について自前PCを使い説明した。
当地方は鳴子ダムが昭和27年に完成するまでの間は県北地方は甚大な被害に見舞われ犠牲者も多く出た事を報告した。大学校舎はいろはモミジが真っ赤に色づきレンガ造りの建物に映えてきれいだ。
第一講義室でのゼミの様子
赤レンガともみじの織り成なすカラフルな校舎素敵だ。このもみじのあたりが第一講義室だ。