Truth Diary

枕草子ようやく第百段に

 日本古典文学の読書会に参加して15年を過ぎた。いろいろ読んだが枕草子を始めてから2年2ケ月で今回ようやく第百段まで読み進めた。途中から橋本治の桃尻語訳に変更なったり、コロナ禍で研修会場の宮城県図書館会議室が借りられなくなり中断したりしたが最終の三百段まで読み進めるにはあと4年はかかるようだが、メンバーは若くはない。講師の先生は現在85歳ご母堂は97歳でお亡くなりになったそうで「僕は母の年齢を越えると宣言してらっしゃるから、メンバーの中で最年長となった私をはしめ70代の淑女たち、先生は達者でも生徒達たちは、はたして読了できるかと心配の種のよう。
 20年前には20人以上いた読書会メンバーも一人欠け二人欠け現在は半分になってしまって寂しいかぎりだ。
 約千年前に清少納言というたぐいまれな才媛によって宮廷の日常を事細かに著した文章は難解だが現代にも通じ興味深くもあるが。翻訳者の橋本治は桃尻語というギャル言葉で分かりやすく訳を添えてくれている。桃尻語は爺じいで黒一点の私が読むと尾木ママのしゃべりのようになり、気持ち悪いので素通り、本文のみ読まされているが、それにしても工業高校で古典の履修が無かった私には難解で読む番が来ると緊張する。
 傘寿になって高校の借りを返済している。同時期に紫式部によって書かれた源氏物語に比べると人気度は劣るが片や、創作、こちらは実話であることが興味深い。

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