りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

その債務負担行為待った!

2007年09月07日 | *市*議*会*
9月議会は各常任委員会での審議が始まった。初日の今日は建設経済常任委員会。一般会計、競輪事業特別会計などの補正予算、条例や陳情書について順番に審査となりました。

今回は一般会計に計上された「お城通り地区再開発事業」の債務負担行為について。ここが焦点となり、各委員である議員からさまざまに質問が出されました。

原田議員は①計画のコンベンション施設は市民会館本館機能の代替といえるのか②そもそも本事業は成立するのか③市民説明会で優先交渉権者は5年間は事業者としてやっていかれるがその先は約束できないと言っていた。事業の見通しが持てていないが市も同じではないのか④基本設計を変更したが準備組合と合意してきたのか⑤優先交渉権者に安心して任せられるのか?企業の格付けなど参考にし、慎重にすべきではないか・・・といった質問をしました。

執行部からの回答は、現在の市民会館の本館機能で、最も高く利用されているところをよく捉え考えた計画としている。事業当初の村井敬氏の基本設計を基に考えてきている。テナントは決まってない、また示されていないが、事業としては示すことはできない。優先交渉権者は5年間しか見通しがたっていないということを言ったのではなく、5年間程度は大丈夫だ?と言ったのだということでした。

現在の市民会館の本館機能より狭くなったコンベンション施設の計画。担当部長も面積はこれまでより「少ない」と言っていたけどそのことは一目瞭然。市民が使う市民会館の本館機能の代替部分を少なくした。でも商業スペースは10,000㎡とひろーい。そのことは確かなのです。

そして審議の最終になった時、「修正案」が提出(修正動機)となった。補正予算のお城通り再開発事業に関する債務負担行為の削除だった。委員長と2名を除くその他全員で、賛成多数で可決された。今後、本会議で全員の議員による採決が待っているが、それにしても大きな前進。勿論日本共産党市議団も賛成しました。