りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

安心できることが必要なんだ

2007年11月10日 | なんたって住民福祉

 横浜駅西口駅前をどのくらいの人がうめつくしたのか。共産党志位委員長の街頭演説はとにかく大勢の人が集まって、演説とあいまって迫力満点だった。福田首相と民主党の小沢代表との密室会談。問題は連立政権。そして自衛隊を海外へ派兵することの一致点にあったが、自衛隊を海外に送り出す恒久立法づくりは「恒久的な憲法破壊法」ではないかと指摘した瞬間に演説を聞き入っていた人たちから思わず共感の声が上がった。心が痛んだのは雇用の問題で、登録派遣なるものの実態がうきぼりに。大手派遣会社グットウィルの雇用のあり方に心が痛んだけど、若い人たちを企業のやりたいようにさせてなるものかと思った。社会保障についても同じだ。滞納者に対する国保証の取り上げ、後期高齢者医療制度は高齢者を前期と後期に分けるやり方なんて世界のどこにもないなど。志位委員長は冷酷非情だと語気を強めたけど高齢者にとっては本当にその一言に尽きる。高齢者が増えるその自然増に対して、一方で社会保障の予算を削るなんていうやり方にあいた口がふさがらない。若者も高齢者も要するに国民を大切にするという考えを持ち合わせていない。そういわざる得ない政治の実態がさまざまな事実を通してうきぼりになったのだった。そしたら財源はどこに?何かといえば消費税増税というけど、大企業減税、米軍への思いやり予算など。ここにメスを入れなくしてどうする!ということでこれはわかりやすかった。圧巻だった。自主外交ということでは日本の歴史上初めてだったインド洋からの自衛隊の撤退にふれて、和平を実らせるために9条ある日本が頑張らなくてはならない意義が伝わってくるのだった。新テロ特措法案の廃案に向けて決意が述べられた。この演説を聞いて、政治は日々の生活が安心して営むことができるためにあるのであって、国民に不安を与えるものではないと思い知らされるのでした。そういう意味で志位委員長が日本共産党を「安心して政治を託せる政党」と紹介していたのが印象に残って、このフレーズにどこか癒されるものを感じたのです。