りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

はたち

2008年01月14日 | どの子もかがやくように

 
 “はたち”って言う響きはいいー。ふつふつって沸いてくるエネルギーを感じる。今日は成人式、小田原市の「はたちの同窓会」は市民会館大ホールで行なわれました。
 色とりどりの和服、流行か?女性のアップにしたヘヤーには大きなお花の髪飾り。ビジュアル系を思わせる白のスーツ、定番の羽織に袴、男性の髪もバッチリ決まってた。みーんなおしゃれだ。式ではどこかにあるような問題となるような騒ぎはなかったし、ないどころか場を盛り上げながらの進行はなかなかのもので、成人式の主人公自らの運営はこれもまたバッチリ決まってた。おめでとう二十歳。
 そこで、ふっと私のはたち・成人式が浮かぶのでした。
あの頃は・・・っというと、朱色の着物を着て、いそいそと友人と式に出席をして、写真をとって、はしゃいで・・・。そうそう、自分で言うのもなんだけど当時はもっともっと太っていたので、当時の写真を見るたびにヒャーはずかしいってなことに。どれくらいはずかしいかは友人がその写真を大きなパネルにしたものだからそれを見た人がみんなギャハハ笑いこけるくらいのもの。
 でも・・・その着物には忘れられない思い出があって、成人式といえば「親友の朱色の着物」ということになるのです。朱色の着物(新品)
は母が娘のためにとせかっく用意していた友人の着物。友人は突如としてその着物を着ないと言い出し、自分は姉の白の着物を着る、朱色の着物は私に着てほしいということになったのです。理由は色が気に入らない(ここはまったく贅沢な悩みで)、着物をもっていない私に、その着物を着て、一緒に成人式に行きたいということでした。
 友人の母も私も複雑な思いでいっぱいになったけど、着物を着てみたいという本音が勝ってしまって、急きょその着物を着ることになったのです。なんと友人の母が着付けまでしてくれて、申し訳ない複雑な気持ちとうれしい気持ちが入り乱れての式への出席となったのです。思えば、朱色が気に入らなくてというのは本当にあったものの、私にも着物を着てほしいという友人らしい優しさもあったことも確かで、一生思い出に残る成人式になったのでした。あれから・・・年、友人とは今もかけがえのない大の親友です。