りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

地震・津波対策への強化を

2012年04月16日 | なんたって住民福祉

 市民の方から要望のあった道路等について、ご要望された方と現地を確認してきました。帰りがけに山王川付近を通りかかった時に、近くにお住まいの方が、津波や地震が怖いとおっしゃっているということもお聞きして、出来る限りの対策を、早急に行なっていくことは重ね重ね大切だと感じました。近くのマンションが津波避難ビルに認定されたということをお聞きして少しホッとしていますが・・・。

 ここにきて、首都直下地震、南海トラフ(海溝)の巨大地震に関する報道が目立ちますが、テレビでも時々目にするので、さぞかし多くの方がこれまでにない不安を感じているものと思います。それというのも、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」のまとめによると、関東から四国の太平洋側にある、6都県23市町村で、20メートル以上の津波が襲い、最大は約34メートルになる。震度7が予想されるのは、東海から紀伊半島・四国を中心に10県、144市町村ということで、心配される地震・津波がより現実味をおびてきていることが示されているからだと思います。

 東日本大震災では、津波によって多くの方が犠牲となってしまいました。でも阪神淡路大震災では、犠牲となられた方の8割が建物の倒壊によるものでした。だとすると、今後想定される巨大地震は、専門家の指摘にもあるように、その両面で対策を考えていかなければならないと思うのです。津波避難ビル、津波避難タワー、避難経路の整備、住宅の耐震診断、耐震補強工事の助成等。行政としていろいろ出来ることがありますが、まだ着手していない津波避難タワーの設置にも努力して行ってほしいと思っています。

 それと、木造住宅の耐震診断・耐震補強工事に対する助成は、住宅全体を補強工事するとなると費用が掛かりすぎるので、まずは命を守ることを最優先にすることから、住宅の一部を補強して安全な空間を作ることができる、シェルターにも助成を行なうように、助成の幅を広げていくべきだと思います。これらは会派で求めてきたことですが、多様な地震・津波対策を行なっていくべきだと思います。

 写真は昨年沼津市の津波避難タワーと高台への避難経路整備などを視察したときのものです。ちなみに階段を登っているのは原田敏司議員です。