りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

消防広域化がわからない・・・

2012年04月26日 | なんでもかんでもコーナ~

 きょうは私の地元にあるセンターで、議会報告会を開きました。中身は3月定例会について、平成24年度にかける市長の施政方針、それに対する日本共産党小田原市議団の代表質問、予算特別委員会総括質疑、本会議で行なった討論、質疑応答という具合に進めました。

 実際に市長の施政方針演説を1部読み上げて、それと予算書をリンクさせて話しをしていますが、その方がよりリアルで納得がいくようです。「充実すると言うが、本当にそのようにしてくれるのか?」などと、説明しているうちから感想や意見が飛び交います。これが率直な声だといつも思う。生の声は、自分たちの次の政策提案に繋がっていくので大事です。

 質問は、はり・きゅう・マッサージ、いきがいふれあい施設提供事業、高齢者保養費、地下街、ホール、消防広域化、行政の自然エネルギーの取り組み、市立病院の過払い問題、ヒルトン売却、後期高齢者医療、年金、消費税、地震・津波など参加者が多い分、多くの質問が出されました。やはり国政に関することもけっこう聞かれるのですが、考えてみれば国政と市政は切っても切れない間柄なので、むしろ国政と市政を同時に説明し、語り合った方が物事の理解が得られると思いました。

 ホール、地下街の再生、消防広域化で、知っている方がどのくらいいらっしゃるのか、手を上げていただいたのですが、手が上がったのは数人。消防広域化は一人二人。ほとんど市民に浸透していないことを感じました。それなのに消防広域化はどんどん進む一方で、これで本当にいいのかい?って思う。南足柄市上郡1市5町にあった足柄消防組合はすでに解散が決まってしまった。行政は消防広域化で、消防力アップというが、市民にはよく理解できていない。きょうも大きな疑問符がつけられました。

 行政としてはある程度形ができてからの市民への説明と考えているようだが、解散が決まってから説明されても、それでは住民置き去りの推進と言われても仕方がないと思うし、第一に住民は本当にこんなに大事なことが、よく分からないでいる。住民の命と財産を守る消防は、最も住民の理解を得るべきだと、きょうもその思いを強くしました。

 南足柄市、上郡5町の住民の方たちはどのように考えていらっしゃるのか?きっと疑問を抱いておられる方がいっらしゃると思う。委託と言うが、他の委託と分けが違う、大規模な消防の委託化だ。足柄消防組合丸ごとを小田原市に委託するが本当に大丈夫なのか?!私は何度となくこの件については問い質してきましたが、今後も所属する総務常任委員会等で、最後まで住民の疑問を反映させながら、しっかり意見を述べ、疑問を明らかにしていきたいと思っています。

 夜は、神奈川土建西湘支部にお伺いして、5月5日午後2時市民会館大ホールにて行なわれる、日本共産党小池晃政策委員長(元参議院議員)のつどいのご紹介をさせていただきました。