今回、一般質問に小・中学校の、教室の扇風機、空調設備設置についてもとり上げました。
猛暑日は一日の最高平均が35度C以上。近年小田原でも観測史上初の36.5度Cを記録していますが、1994年~2013年の間に、なんと18年間猛暑年ということで、確実に猛暑が押し寄せてきています。
だから暑いはず。猛暑日でなくてもそれに近い日や、30度C前後という気温を数えるとかなりあると思うので、今後も暑い夏から逃れられそうにはありません。ということで、学校も暑いよ!学校は夏休みでも部活、サマースクール等で教室を使うことがあるのと、7月9月の夏休み前後は、暑い教室で過ごさなければならないので、子どもたちも先生も大変。
市内の小・中学校に視察に行った時のことですが、うだるような暑さの中で、授業を受けている子どもたちの姿を見て、これでは具合の悪い子が出てもおかしくはないなと思ったのです。学校の学習・生活環境、こういうところの心配をしてあげなくてはならないと思う。
現在教室の温度や喚起はどのように調節されているのか、調節するには扇風機や空調設備が必要になってくるが、こうした設置はどうなっているのか調査しました。そうしますと、思っていた以上に不十分なのにはびっくり。普通教室は小・中とも全室天井扇風機が設置されたので、これは一定よいとしても、特別教室には扇風機、空調機ともついていないところがあるなど、現状は厳しいと思いました。
そこで、扇風機もついていない特別教室(理科室、音楽室など)も多々あるので、①もう扇風機対応というより、特別教室には順次空調設備の設置を②将来的に普通教室、特別教室に空調設備の設置をと求めました。
答弁は、一言で言うと、順次行なっていくとのこと。あとはどういうスピードでどう行なっていくのか、こういうことになっています。本定例会でも「財政が厳しい」という答弁が聞かれたので、財政が厳しいからこそ教育費を確保していくべきだということを求めました。
文部科学省の調査によると、神奈川県は、2014年4月1日現在、小・中学校の普通教室の空調設備の設置は、保有室数24157ある内、設置室数17213で、設置率71・3%と、全国第3位で高位。特別教室は15997で5023とこれも全国的には低くはない。
一般市でも進められてきていますが、秦野市では2013年度から普通教室等への空調設備を進め、小学校376教室、中学校211教室全てに設置され、横須賀市では、小・中学校の普通教室すべてに設置されました。予算はそれなりにかかるが、国庫補助金の活用もして、計画的に進めていくべきだと考える。