今月の7日、8日と議会運営委員会の視察がありました。
視察先は滋賀県大津市と近江八幡市。大津市では大津市議会のタブレット端末の導入についてなどを調査しました。平成26年11月の通常会議からタブレットを導入したということですが、これは議会の関連資料を将来的なペーパーレス化をめざし入力するのと、文書の保存と管理をして、効率化を図って行こうとするもの。
システムは、本会議や委員会等で使用する会議(同期)システム、議場内通信システム、議会のスケジュールやファイル管理並びに、災害時の情報収集・緊急連絡等で使用するメールや掲示板などのグループウェアを導入。資料の保存はクラウドを使用するなどとなっていて、タブレットを多角的に活用することになっています。
議場に設置されている大型モニターがひと際目に留まりましたが、議場や委員会室、会派の控室では、Wi-Fi(無線LAN)がつながっていて、インターネットが使えるようになっていました。
大津市議会の議場は木を使用した造りとなっていましたが、和の雰囲気の中にうまくハイテクさが溶け込み落ち着いた感じでした。モニターには賛否が映し出され議員の誰が賛成か反対なのかがはっきり分かるようになっています。他にもモニターには議員が質問の際に必要な資料を投影できるなど、なかなかよくできていると思いました。
近江八幡市は議員間の自由討議と議会基本条例の改正について調査しました。そのうちの議員間の自由討議は、その名の通り自由に議員が意見交換できるようになっていて、すべての議案について、執行部からの説明、質疑の後、議員のみで討議を行っていました。
討議はよく行われているようでしたが、良いと思われることは、説明にあった、テーマとなっている議案への各議員の思いがこれまでよりもよくわかるということ。ここかなと思いました。ただ・・・、よく発言する議員とそうでない議員がいらっしゃるとのことで、このバランスをどうとるのか、ここはよく考えなければならないところだなと思いました。それから議案に対しては、市長・執行部と十分議論することが大切なので、そのあたりのバランスも必要だと思いました。