他者をコントロールするこはできない。
コントロールできるのは自分のみである。
自分の中でもコントロールできないものもある。
その代表格が死。
死期をコントロールできないのみでなく、死を知ることもできない。
交通事故や心不全など突発的な死はもちろん、
癌など病気でもいつ死ぬか、死んだことを認識はできない。
理由は死んでいるからである。
ではどうやって死を知ることができるのか。
答えは大切な人の死である。
鋭利な刃物で心をえぐられ、全ての日常が崩れ落ちる。
大切な人を失うのは恐いが、
自分の死を恐がる必要はない。
私は死ぬのが恐い。
理由はまだ生きていないからである。
つまり、死が恐いのでなく、生きることができなくなることが恐いということ。
生きることができなくなるのが恐い人は
いつくるか分からない、気付くこともできない死を恐れるのではなく
生きている事に感謝して命を命の時間をありがたく丁寧に生きるしかない。
誰のために。
自分のために。