言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

人生100年を想定する

2021-10-23 10:43:00 | 日記
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

先日、85歳の方とリハビリをしていました。

するとその方が通っているデイサービスに100歳の方がおられて、その人が1番元気だと話されました。

私はや「〇〇さんもその人のように元気な100歳になれますよ」と言いました。

冗談で言ったのではありません。

その方は数年前に脳梗塞をして、軽い後遺症がありますが、他の疾患はなく元気だったので可能性は十分にあります。

私がそう言うと

「そりゃ困るねぇ」と言われました。

長生きはしたくないと。

これ以上生きても仕方がないと。

私はこの方は人生を80年くらいに想定されていたのではないかと思いました。

想定していたより長く生きる事になり戸惑っているようにみえます。

平均年齢が80歳を超えるという事は

自分が90歳や100歳まで生きる事は十分にあり得ます。

今の高齢者はそのような時代がくることを想定できていなくても仕方ありませんが、

これから高齢者になる自分は人生100年時代を想定して生きていきたいです。

今を懸命に生きて、80歳位になれば、ぽてっと死ぬと思っているのは想定が不足かもしれません。

身体的な衰えを感じ、精神的な寂しさを感じながら70歳くらいから100歳まで命があるなら30年あります。

その30年をどう生きるかを想像することは必要な時代だと感じています。