言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

病名

2020-09-08 06:22:00 | 伝えたいこと
原因不明で身体機能低下が進行している方がいます。

精密検査を繰り返すも原因が分かりません。

病名がないので、治療方針が定まらず、

対処療法とリハビリを行っています。

得体の知れない不安。

病名はあった方が良いです。



出産を機に発達障がいの指摘があり、ADHD(注意欠陥多動症)の診断名が出た方がいます。

今まで、ミスは多かったが、仕事もして、恋愛をして、結婚して、待ちに待った子どもに恵まれて。

病名が付いたことで、本人、両親は落ち込み、過去のミスの答え合わせが始まりました。

そして本人は育児不安が強くなりました。

長期的にみたら、病名があった方が良かったのかもしれません。

現時点では…。

人は症状が出て、困るので受診します。

医療機関は診断を行い、治療方針を定め治療を実施します。

病名が付く事で病人や障がい者になるのでしょうか。

それも含めて自分であり、

まして過去の自分までネガティブに見る必要はありません。

病名は病気の名前であり、本人の全てではありません。

医療従事者も患者やリハビリ対象者としての視点だけでみることなく、

1人の人間として診断、治療を本人と一緒に進めていく事が非常に大切ですね。

私も言語聴覚士として肝に命じて仕事をします!




日本の人口

2020-09-07 06:02:00 | 伝えたいこと
私の家は車がすれ違える程度の道路から

車が一台ギリギリの道を100m程度入った所にあります。

その細い道に左右に4軒ずつ家があります。

私の家は一番奥です。

この8軒が自治会の組でした。

私達家族が住んでから2年の時、急にこの
自治会の私の組がなくなることが決まりました。

理由は私達家族以外の家が高齢世帯になったからです。

これといった活動もなかったので、

生活に支障はありません。

それでも、その頃は皆さんが道端で話をされていたり、

うちの子どもが遊んでいると、声をかけてくれたりしていました。

時の経過と共に

救急車が止まっていたり、

急に亡くなられたりと、

少しずついつも見る顔が少なくなっています。

先日も元気だったおじいさんが、包帯で手を吊、顔も痛々しく手当てがしてありました。

家族の方がおられるので、どうなるか分かりませんが、

このままいけば、10年後には私達家族以外に誰もいなくなりそうです。

人口減少の記事を検索すると、どれが正しいのか、よく分からないくらい、様々な記事が出てきます。

少ない記事でも27万人減少と書いてありました。

このままいけば、日本はなくなるのでは。

いや、本当に実感として危機感があります。

コロナや災害対策ももちろん大切です。

人口減少に対しても、長期的な対策を本腰でやらないと、根本から崩れ落ちます。

人がいなくなる。

寂しく怖いです。


朝のジョギング

2020-09-07 06:00:00 | 伝えたいこと
以前にブログに書いたかもしれませんが、

息子(2歳)と散歩に行っていて、急に雨が降ってきました。

息子を抱えて家まで数百メートル走りました。

すると、想像以上に息があがり、ゲボが出そうなくらいゼーゼーになりました。

これではダメだと思って、ジョギングを始めました。

土日のどちらかの朝一番に走っています。

数ヶ月は続いています。

数日前にまた息子と散歩していると、

踏み切りが鳴り、電車が来そうになりました。

息子は電車が大好きです。

まだ見える場所ではなかったので、息子を抱えて走りました!

ジョギングを開始する前と比べて、格段に体力が付いたことが実感できました。

朝一番に太陽の光を浴びることで、

・セロトニンが分泌され気分が良くなる

・体内時計がリセットされ、よく眠れるようになる

・ビタミンDが作成され骨粗鬆症が予防できる

といいことずくしです!

朝一番に15分から30分リズムよく散歩するといいそうです。

詳しくは精神科医の樺沢紫苑さんのページを参考にして下さい。





それに加えて、私はマインドフルネスの歩行瞑想(身体の感覚や五感を感じる)を行っています。

走り終えシャワーを浴びると気分はスッキリです!

また、その気分最高の状態で休日が始まるので、休日の過ごし方のクオリティーも上がります。

朝一番の運動お勧めです😊

信用と信頼

2020-09-05 07:26:00 | 日記
信用とは、それまでの業績などから、信頼できると判断した事

信頼とは、信じて頼りにする事。頼りになると信じること。

と辞書に書いてあります。


私は信用と信頼を勘違いして大きな過ちを犯していました。

重度失語症の方へ訓練を提供していました。

私は会社(訪問看護ステーション)の人間なので、会社の信用で訓練開始になりました。

私は説明と同意を得て、信頼していただいていると勘違いをして、訓練をしていました。

この重度失語症のご利用者は“言葉”の前段階の“やりとり”が難しい方でした。

私はスキンシップや遊びを通して訓練を提供していました。

昨日、ご家族からお叱りのクレームがケアマネージャーを通して、会社に届きました。

“ふざけてばかりで、旦那を子どものように扱う。言葉の訓練をして欲しい。”

簡単に言うとこのような内容でした。

完全に説明と同意不足で、信頼関係を構築できていませんでした。

上司が謝罪に行くことになりました。

上司は気にするなと言ってくれましたが、

会社の信用を落とす、失敗です。

もう一度、信用と信頼を考え直して、

一方的ではなく、信頼していただけるように全員のご利用者との関係性も見直します。

久しぶりに相当落ち込みます。


小学生の娘に

失敗して落ち込んだ時はどうやって元気を出したらいい?

と聞きました。

すると、『失敗は成功のもと』と心の中で、たくさん唱えるといいよ。

と返ってきました。

その通り、娘に救われます。

この失敗を無駄にせずに、成長につなげます。



権利と義務と感謝

2020-09-04 06:07:00 | 伝えたいこと
世の中は義務と権利で成り立っています。

パンの売買一つとっても、

消費者はお金を払う義務があり、安全なパンを手に入れる権利があります。

販売側は安全なパンを提供する義務があり、お金をもらう権利があります。

子どもは教育を受ける権利があり、学校に行く義務があります。

国は社会保障を提供する義務があり、税金を徴収する権利があります。


私は小さな会社に勤めています。

今日、1人退職することになりました。

雇用者は給料を払う義務があり、労働力を使い、収益を得る権利があります。

労働者は給料をもらう権利があり、働く義務があります。

次のステップへの挑戦のようなポジティブな退職ではないようです。

社長や上司は憤りを感じていました。

気持ちは分かります。

辞めるスタッフも辛そうです。

気持ちは分かります。


税金を納めているのだから、社会保障を手厚くして欲しい。

こんなに仕事をしているのだから、もっと給料を上げて欲しい。

日本に住むのも、その会社に勤めると決めたのも自分自身です。

反対に

こんだけ良くしてるのに退職とはけしからん。

自分が採用して、教育できなかっただけなのに。

どちらも正解で間違いのようです。

どうすれば、どうなればいいのでしょう。


学校に行けて幸せだ。ありがとう。

負担が少なく病院に行ける。なんてありがたいことでしょう。


日本に住んでくれて、日本を選んでくれてありがとう。

毎日、元気いっぱいに学校に来てくれてありがとう。

こんなに安全なパンを100円で買えるなんて感謝しかない。

うちの会社を選んでくれて、今まで勤めてくれてありがとう。

仕事があるなんて幸せ。

権利と義務だけで考えるのではなく、

自分の立場で感謝することが大切ではないでしょうか。


病気など自分でコントロールできないモノを除き

今起きている全ての事象が自分で選んだことです。

もっと責任をもち、もっともっと感謝をすると上手くいくようにおもいます。