昨日、テレビに高所の建造物(橋、高速道路、ダム、トンネルなど)の老朽化を検査する仕事の方が出ていました。
その方は現場の技術責任者の方でした。
道具の点検、声出し・指差し・相互確認、訓練など転落の危険をいかに安全に変えるかを追求されていました。
部下の転落事故がきっかけで、安全に100%はないと日々鍛練されていました。
その中で、高所のロープの上で腹這いになり、手足をブラーんと下ろしてリラックスする訓練がありました。
ロープの上でリラックスできる事が作業効率を上げ、事故を予防できるのだそうです。
この考え方は盲点になりやすく、何にでも置き換え可能ではないでしょうか。
例えば車の運転でも、いくら交通マナーや車の運転技術を学んでもガチガチに緊張していては危険です。
だからある程度自動車教習は長時間のカリキュラムを組んであるのでしょう。
人間関係でも話す内容や会話技術を予習しても結局、人と対峙した時に過度に緊張すると、
うまくいかなかったり、疲れてしまい毎日となると疲弊してしまいます。
何においても良い道具を揃えたり、スキルを身に付ける前に
置かれた環境でリラックスして作業できているかを考えると更に上手く行くような気がします。
また、昨日の方はゆくゆくは高所の点検作業はドローンやAIが担うようになり、
人が作業を行わないようになるのが1番の安全だと言われていました。
つまり、車であれば乗る機会を減らす、
コミュニケーションであれば嫌な相手とは距離を置くのが1番早くて有効や対応方法となります。
自分の能力を発揮できる、リラックスできる場所に身を置けているかは大切ですね😊