

竹島クラフトセンターに植えられた三年目の綿の木が伸びて
花芽が付き始めました。
芽を出した棉は全部三河の地棉で葉も葉脈も茎も全て
グリーン一色の棉の木であります。
日本全国にある和棉は双葉のうちから葉脈の中心が赤く、茎も赤いのが特徴です。
何波か時代を超えて渡来して来た棉も農林省が奨励した農林何号と数え切れない交配種があるが
葉脈も幹も赤い棉です。

黄色い花はあると名古屋で聞いた時も植えられた棉は洋棉であり
夕方にはピンクに変色した花びらが落ちていた。
ところで、西尾市の天竹神社に祀られている棉神様の崑崙人とは誰なのか
どこの国の人なのか20年経ってもわからなかった。
今日、竹島クラフトセンターへご来店下さった
タイ国の学生さんに付き添ってきたタイ国に関係のある企業の人に
お話をお聞きして
西尾市福地は日本へ初めて綿の種を持って渡来した土地である、
ことを話しました。
「崑崙人の持っていた一弦の琴はインドシナ半島の民族楽器である事から、
ベトナムではなかろうかと思っているのですが、コンロンとは何処なのか
わからないでいるのです」
と話したら、
「コンロンとはベトナムの事です」
と答えをいただきビックリするやら嬉しいやらで
私は今でも興奮状態である。