フィクションですがDAIのネタバレありです。
最近のエル子はコーデックスを読みながらスカイホールドを歩いたりしてて、ヴァリックに「アンドラステのケツにかけて、小学校のアレかよネタが古すぎだろニヤニヤ」っていじられる日々を送ってるのでした。
いや、エル子は今「創造主」に繋がりそうなエルフ語やエルフの伝承を必死で捜しているのです。今持ってるコーデックスには見あたらない…もう一度あちこち回ってコーデックスの見落としがないか捜してくるか…やはり遺跡巡りしかないか?
またサボりなんですね?とジョゼに嫌がられながらも、わがまま言ってコールとドリアンに付き合ってもらってもう一度ディナン・ハニンの遺跡に行ってみた。最深部の像、これが見たかったんだよ。
これ前にも見た事あるんだよな~。どこだっけなあ。ダーサメンじゃないし…。
なんかオリエンタルな雰囲気が漂ってるけど、エルフ戦士ゆかりの墓にあるという事はこれは間近いなくエルフの神だよね…これがエルガナン…?
おばばの講義とは全然違うな~とエル子は思うのです。だってエルガナンは太陽の長子ですっごい美形で強くてかっこいい人なんだよ?
一体これは誰の像なんだろう…?
繋がらない…。この辺が腑に落ちるようになれば、もっといろいろ見えてくるのかな。
ヒントだけでもくれそうな人はもう側にいないしな…。
実を言うと彼に関して、エル子的には「これだこれに間違いない」と心臓がばくばくするような結論に達してしまったのです。
古代エルフ語の訳がちょっと分かってくると、フェンハレルという呼び名は名前ですらない、ただの蔑称だとしか思えなくなってくる…。
「ハレラン」は「狡猾」ではなく、「反逆」と訳すのがきっと正しい。そしてそれは「狼」にかかる形容詞なんかじゃなくて、「罪名」そのものなんじゃないか。
彼の罪は、近づいてはいけない存在に近づこうとした事。
触れてはいけない叡智に触れて自分のものにしてしまった事。
それが神への反逆罪。
彼は赦されざる大罪を犯した者としてエルガナンの前に引き出される。
前代未聞の、だが極めて有能なこの罪人に、エルガナンは非常に興味を覚えた。狩人が獰猛な猟犬を欲するように、この危険なほどに聡明な罪人を自分の手元に置きたいと考えた。エルガナンは彼に罰として、未来永劫自分の命に従い続ける側近を務めるよう言い渡す。
彼はエルガナンのベット的存在として「反逆狼」と呼ばれていたが、寡黙で堅実な性格と有能さゆえに、次第に一族と民からエルガナンの使いとして一目置かれるようになっていった。
時は流れ、一族は次第に当初の自身の役割を曲解し逸脱するようになっていた。彼らの気まぐれな一言で民はなぎ倒されて血の海を作り、形あるものは破壊された。また民は気まぐれな一族の寵愛を得ようと奇抜な風習を作り、彼らに一番近い場所を巡って闘争し始めた。
エルガナンは黄金の都市の玉座から、思案顔でそれらを見下ろす事が多くなった。
ある日エルガナンは反逆狼を側に呼び寄せ、自分の胸に秘めていたとてつもない計画を打ち明けた。
「これは他の者達に悟られてはならない。特にミサールは知れば決して従おうとしないだろう」
おまえにしかできないのだ、と言われた彼は、その時改めて「反逆狼」となった自身の運命の過酷さを思い知った…。
……なんて、どんな妄想をしてみた所で、創造主の挙動がまるっきり伏せられている今の状態では何を言っても、真ん中のピースがごっそり抜けたジグゾーを額に入れて飾ってるようなもんだよな~。創造主をどうするかでいくらでも全然別の絵に入れ替えられちゃう。
はあ…せめてどこかに創造主についてもーちょっと踏み込んだ、ちらっとかすってるだけでもいい、そういう記述があれば…。
と悶々と頭をかきむしっていたエル子はふと、気付く訳ですよ。
だから何?
ぶっちゃけ彼が何て呼ばれていて何をしてきたのか、そんな事はホントにまったくどーでもいい事なのです。
エル子にとっては、彼はイケズハゲではあるけど理知的で情熱的で最初から最後まで誠実な人だった。エル子はただ、ずっと彼と一緒にフェイドの夢を見て、綺麗なものや楽しい事を共有していたいだけなのに……!!!
うー…………。
なんかめっちゃハラ立ってきたわ。この憤りをどこにぶつければいいっていうの?
しょーがないから、自室のベランダから白銀の山々に向けて、バカ!ハゲ!!と涙目で叫ぶエル子なのでありました。
つづく (…のか?(^^;)
スランの木。なぜか立ち去りがたい…。
最近のエル子はコーデックスを読みながらスカイホールドを歩いたりしてて、ヴァリックに「アンドラステのケツにかけて、小学校のアレかよネタが古すぎだろニヤニヤ」っていじられる日々を送ってるのでした。
いや、エル子は今「創造主」に繋がりそうなエルフ語やエルフの伝承を必死で捜しているのです。今持ってるコーデックスには見あたらない…もう一度あちこち回ってコーデックスの見落としがないか捜してくるか…やはり遺跡巡りしかないか?
またサボりなんですね?とジョゼに嫌がられながらも、わがまま言ってコールとドリアンに付き合ってもらってもう一度ディナン・ハニンの遺跡に行ってみた。最深部の像、これが見たかったんだよ。
これ前にも見た事あるんだよな~。どこだっけなあ。ダーサメンじゃないし…。
なんかオリエンタルな雰囲気が漂ってるけど、エルフ戦士ゆかりの墓にあるという事はこれは間近いなくエルフの神だよね…これがエルガナン…?
おばばの講義とは全然違うな~とエル子は思うのです。だってエルガナンは太陽の長子ですっごい美形で強くてかっこいい人なんだよ?
一体これは誰の像なんだろう…?
繋がらない…。この辺が腑に落ちるようになれば、もっといろいろ見えてくるのかな。
ヒントだけでもくれそうな人はもう側にいないしな…。
実を言うと彼に関して、エル子的には「これだこれに間違いない」と心臓がばくばくするような結論に達してしまったのです。
古代エルフ語の訳がちょっと分かってくると、フェンハレルという呼び名は名前ですらない、ただの蔑称だとしか思えなくなってくる…。
「ハレラン」は「狡猾」ではなく、「反逆」と訳すのがきっと正しい。そしてそれは「狼」にかかる形容詞なんかじゃなくて、「罪名」そのものなんじゃないか。
彼の罪は、近づいてはいけない存在に近づこうとした事。
触れてはいけない叡智に触れて自分のものにしてしまった事。
それが神への反逆罪。
彼は赦されざる大罪を犯した者としてエルガナンの前に引き出される。
前代未聞の、だが極めて有能なこの罪人に、エルガナンは非常に興味を覚えた。狩人が獰猛な猟犬を欲するように、この危険なほどに聡明な罪人を自分の手元に置きたいと考えた。エルガナンは彼に罰として、未来永劫自分の命に従い続ける側近を務めるよう言い渡す。
彼はエルガナンのベット的存在として「反逆狼」と呼ばれていたが、寡黙で堅実な性格と有能さゆえに、次第に一族と民からエルガナンの使いとして一目置かれるようになっていった。
時は流れ、一族は次第に当初の自身の役割を曲解し逸脱するようになっていた。彼らの気まぐれな一言で民はなぎ倒されて血の海を作り、形あるものは破壊された。また民は気まぐれな一族の寵愛を得ようと奇抜な風習を作り、彼らに一番近い場所を巡って闘争し始めた。
エルガナンは黄金の都市の玉座から、思案顔でそれらを見下ろす事が多くなった。
ある日エルガナンは反逆狼を側に呼び寄せ、自分の胸に秘めていたとてつもない計画を打ち明けた。
「これは他の者達に悟られてはならない。特にミサールは知れば決して従おうとしないだろう」
おまえにしかできないのだ、と言われた彼は、その時改めて「反逆狼」となった自身の運命の過酷さを思い知った…。
……なんて、どんな妄想をしてみた所で、創造主の挙動がまるっきり伏せられている今の状態では何を言っても、真ん中のピースがごっそり抜けたジグゾーを額に入れて飾ってるようなもんだよな~。創造主をどうするかでいくらでも全然別の絵に入れ替えられちゃう。
はあ…せめてどこかに創造主についてもーちょっと踏み込んだ、ちらっとかすってるだけでもいい、そういう記述があれば…。
と悶々と頭をかきむしっていたエル子はふと、気付く訳ですよ。
だから何?
ぶっちゃけ彼が何て呼ばれていて何をしてきたのか、そんな事はホントにまったくどーでもいい事なのです。
エル子にとっては、彼はイケズハゲではあるけど理知的で情熱的で最初から最後まで誠実な人だった。エル子はただ、ずっと彼と一緒にフェイドの夢を見て、綺麗なものや楽しい事を共有していたいだけなのに……!!!
うー…………。
なんかめっちゃハラ立ってきたわ。この憤りをどこにぶつければいいっていうの?
しょーがないから、自室のベランダから白銀の山々に向けて、バカ!ハゲ!!と涙目で叫ぶエル子なのでありました。
つづく (…のか?(^^;)
スランの木。なぜか立ち去りがたい…。