光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2024.10.11) 国宝刀剣二振り(粟田口吉光、来国光)

2024年11月26日 | アート 刀剣

トーハクシリーズ、今日は刀剣です。  ともに国宝。

★短刀 粟田口吉光(名物:厚藤四郎)

★太刀 来国光

両方とも過去ブログで採り上げていますが、今回は写真映えする展示場所

だったので、再度、撮影しました。

過去ブログ 

東京国立博物館 短刀 厚藤四郎ほか

東京国立博物館(2015.4.4) 刀剣 国宝「来国光」ほか

 

 

では厚藤四郎から

 

 

刀身の接近撮影

厚さがわかるでしょうか。

 

 

 

 

次は来国光

美しい!  

切っ先部分が、欠けました。スミマセン。 刀剣撮影でよくやるのです。

 

 

接近撮影

 

 

 

 

両刀剣とも、作られてから約700年経っているのですが、美しい姿で伝わっています。

でも、その700年のうちには、いろんなドラマがあったのでしょう。

名だたる刀剣には、所持した武将などと共に、焼失してしまったものが多い。

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東京国立博物館(2024.10.11) 北魏時代の俑

2024年11月25日 | 博物館レビュー

東京国立博物館(2024.10.11)のシリーズ、今日は北魏時代の俑です。

加彩騎馬俑、うーんと唸る作品。

 

男性の楽人なのですが、顔が柔和で、女性の感じがするので、顔をアップ。

くちびるなど、女性的ですが、これが  北魏時代の特徴とのこと。

 

 

もう一つ、令和5年度の新収品にあった加彩官人         ※背景は暗色で加工。

 

 

こちらも顔をアップで。

柔らかいほほ笑みは共通しますね。

 

スレンダーな姿態を見て、北川宏人の人物彫刻を思い出します。 2018年のブログ

北川宏人展-WOMENー

を再見すると、後半に俑なども採り上げており、私の好みが、にじみ出ている!

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東京国立博物館(2024.10.11) 舞楽面

2024年11月23日 | 博物館レビュー

トーハクシリーズ、今日、取り上げるのは舞楽面。

パッと見、可愛いようで、怖い感じも。

 

 

 

 

このコーナの解説です。

 

 

似たものとして、トーハクには、法隆寺宝物館で伎楽面を所蔵しています。 

過去のブログ 東京国立博物館 法隆寺宝物館 伎楽面 で紹介したとおり、

東大寺の大仏開眼で上演されたりしましたが、舞楽などに押され、衰退して

しまった。

【参考】面の外見上の違い

 伎楽面:後頭部まで頭全体を覆ってしまう大型の面(仮頭という)

 舞楽面:耳の周辺までほぼ頭の半分を覆う面(半仮頭という)

 能面・狂言面:顔の前面だけを覆う面(仮面という)

 

なお、過去ブログで舞楽面と衣装を採り上げたものは、こちら

東京国立博物館 舞楽面、衣装 (2011.1.9撮影)

 

 

 

 

 

いかりや長介に似ていると思った。

 

 

 

 

凝ったつくりの面で、迫力があります。

 

 

面としては、この”地久の面が、一番、気に入りました。

 

 

斜めから。 伎楽面もそうですが、胡国人(ペルシャ)の高い鼻が目につきます。

古くから宗教的儀式や舞踏、あるいは演劇などにおいて用いられてきた仮面。

仮面(舞踏)は、人間生命の、さまざまな側面が、表出したものだろうか、強さを感じる。

コメント (2)
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東京国立博物館(2024.10.11) 令和5年度新収蔵品から着物

2024年11月18日 | 博物館レビュー

平成館企画展示室で特集「令和5年度新収品」が公開されていました。

そのなかから、着物を2枚紹介します。

 

 

大胆なデザイン! これを着て似合う人・・・前田美波里ぐらいか。(若い人は知らないかな)

 背景は処理しています。

 

 

 

こちらも、ドが付くくらい派手。

 背景は処理しています。

 

 

 

近づいて撮らなかったので、上の写真の部分拡大ですが、唸ります。

 

 

トーハクブログを読むと、この着物の柄は2020年の

特別展「きもの KIMONO」の図録表紙にも採用された作品でした。

で、私もブログで採り上げた同、特別展を再見。

なんと、両作品とも、載っていました!

特別展「きもの KIMONO」を観て 東京国立博物館(2020.8.10)

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東京国立博物館(2024.10.11) 扇や皿にみる 清朝時代の美人

2024年11月17日 | 博物館レビュー

東洋館の4階、中国の書画コーナに来ると、扇に描かれた

中国の美人画にくぎ付け。

 

 

 

拡大すると

 

 

次は

 

キャプションの撲蝶とは、蝶を撲ることではなくて、捕まえる意味。

 

拡大

切れあがった眦(まなじり)・・・うーん、どこかで見た女性の面影が。

 

 

 

最後に大皿

 

 

拡大

中国・清時代の美人画の特徴は、細首、撫で肩、細腰、おちょぼ口。

まるで、病人のようなので「病態美(びょうたいび)」というらしい

最初見たとき、くぎ付けになったけど・・・私はダメです。鈴木春信あたりが限界です。

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東京国立博物館(2024.10.11) 木製彩色華鬘 (和歌山県丹生都比売神社伝来)

2024年11月16日 | 博物館レビュー

トーハクの作品紹介、2回目は華鬘(けまん:仏堂内を荘厳するもので

長押などに掛けられる)

展示場所は本館2階、国宝展示コーナの手前。

こうした仏具は、普段、パスすることが多いのですが

今回は、華鬘の絵に惹かれました。

 

 

 

躍動感と、顔の表現にグッときました。

 

 

 

もう一つ。

  

 

 

 

こちらの女性の貌が、いい。(しもぶくれの女性の顔表現は、古来から多い)

東洋館での中国絵画などでは、うりざね型の美人画が目立つ・・・後で紹介予定。

美人の色香に気分も高揚。

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東京国立博物館(2024.10.11) ヤマネコ土偶

2024年11月15日 | 博物館レビュー

久し振りに東京国立博物館を訪問。(2024年10月11日《金》)

約3時間半、鑑賞しつつ、500枚ほど、撮影。

その中から、グッときたものを、紹介します。

 

最初は、愛称”ヤマネコ土偶”

本館2階の”日本美術の流れ”のトップバッターでした。

通常は、平成館で展示されているのですが、この場所だと

照明や、展示方法の具合で、”夜のヤマネコ女王様”って雰囲気。

(断っておきますが私は、夜、妖しいところを徘徊するような

ことはありません、ハイ)

 

 

昼の貌のヤマネコ様も、過去のブログでどうぞ。

東京国立博物館(2012.10.7) 土偶・ミュジアムシアター

 

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東京富士美術館 印象派  モネからアメリカへ / ウースター美術展所蔵 を観て

2024年11月10日 | アート 絵画

東京富士美術館での鑑賞シリーズ、ラストは企画展

”印象派 モネからアメリカへ / ウースター美術展所蔵”

巡回展です。今年の1/27~4/7に、東京都美術館で開催されました。

都美術館のときは、気が乗らなくてパス。

東京富士美術館での開催は、インドネシア大使館の美術展などもあって鑑賞。

 

ポスター の 二つのメインヴィジュアルは

 ・モネの《睡蓮》

 ・米国のチャイルド・ハッサムの《花摘み、フランス式庭園にて》

 

 

ウスター美術館は、初耳だった。 その概要です。

 

 

展示室に入ると、クロード・モネ《睡 蓮》の拡大映像が小部屋一面に。

抽象画として、いい感じ。

 

 

 

ジュリアン デュプレの《干し草作り》

その場にいるような臨場感を感じます。

キャプションは、皮肉っぽい表現ですね。 理想化したからダメ?

 

 

 

拡大。 

 

 

 

 

猫の、この可愛さ。 でも、女性の表情には、愛でている感じがイマイチ。

それが、リアルでいいのかな。

 

 

 

 

印象派らしい作品が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

モネの《睡蓮》。 実際の作品の印象は、もっと眠たい色彩でした。

写真加工で、ほ色味やクッキリ感を調整しました。

 

 

 

 

ホイッスラー展を、10年前に横浜美術館で観ました。  その時の印象は?でしたが

こちらの習作は、気に入っています。

 

 

 

 

全体は、好みなんです。  細かいところですが、女性のイヤリングが気になる。

 

 

 

 

セザンヌは好きな画家。

 

 

 

 

以上で紹介は終わりです。

ワンコ”ニキ”は、変調が出てきていますが、食欲などは大丈夫です。

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愛犬”ニキ”の残念な近況

2024年11月04日 | 

本日(11月4日)、愛犬ニキを、小金井動物救急センタ(東京農工大)へ

連れて行きました。

<理由>

一昨日、ニキが朝から調子悪そうで、昨日は、元気になったのですが、

念のため、女房が、かかりつけの動物病院へ連れていき、診察。

心配していた腎臓機能は良好でしたが、お腹にはりがあるため、エコーを

撮ったところ、脾臓に大きな腫瘍が見つかりました。 

獣医が慌てて、精密な検査ができる動物救急センタを手配してくれて、本日

受診。

 

写真は診察を終え、女房に抱かれるニキ。 サンシェードから漏れた光が

横切っています。

<診察結果>

腫瘍は血管肉腫で、脾臓以外にも、心臓の右心房にもあり、

転移している可能性も大とのこと。

一昨日の元気のなさは、腫瘍から出血した可能性が高く、

昨日、元気になったのは、出血部分への自己修復が効いた

のだろうとのこと。

手術した場合の話も聞きましたが、犬の負担もリスクも

大きく、治る見込みは極めて低いとのこと。

正式には、明日にも院内で協議して、治療方針を決め、連絡

をいただけることになったが、今日の診察医の、意見では

、自宅で安静にして、看取ってあげるのが、いいのでは・・・

とのこと。

<今後について>

覚悟しました。 今まで飼った犬のなかで、繊細ではありましたが

素直で、個性豊かなニキ。

女房は、特別に愛着を感じていて、ショックは大きいのですが、

一方で12月上旬に予定していた、姉とのソウル旅行は、キャンセル

判断を11月下旬まで、延ばすとのこと。(早くニキが亡くなれば

旅行可能との思惑)・・・現実的な判断をするのも、覚悟した故か。

ニキと一緒に生活できるのも、限られた期間になりましたが、できる

だけ、穏やかに、生を全うできるよう、してあげたい。

コメント (2)
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