次は、城邑民俗村に移動。 観光前に腹ごしらえで、済州名物 海鮮トゥッペギ(味噌鍋)。
カニ、海老など、身が少なく食べるのが面倒だし、だしをの利いた日本の鍋に慣れている私の舌には、味が単純。
と朝に続いて期待外れ。
チジミはまーまー。
驚いたのは、マッコリ。 ソウルでは、ビンでだされていましたが、ここでは、この大きなどんぶりで出されました。
これが普通とのこと。 味は新鮮で、発泡と適度の酸味、甘さ、風味があり、今まで飲んだマッコリのなかで最高でした。
自家製のようです。 でも、量が多すぎ。 ツアー仲間にも飲んでもらいました。
店の雰囲気。
さて、民俗村、前日、博物館で予習した茅葺屋根です。
入口の石像トルハルバンの直訳は石の爺さんの意味です。
Webからの引用:済州島の守り神。石のおじいさんという意味。
石像の由来には諸説があるが、その一説は風水学と関係する。
済州島にそびえる漢拏山には女の気が強いため、霊能者が男を
象徴する石像を建てたというものだ。
最初に建てた56基のうち、49基は現存するという。
トルハルバンの特徴は、男性の象徴を表す帽子をかぶり、大きな
目鼻にお釈迦様の口。腕は右が上だと文官、左が上だと武官を
表す。鼻に触れると男の子を宿すという言い伝えも。
石臼と揺り篭(右側)、水瓶をのせる背負子
豚の飼育場所兼人間のトイレ。 人の糞尿を餌にしていたそうだ。 子供の頃の思い出だが、日本でも、農家の人は肥しを畑にまいていた。
ここは、実際に人が生活している村で、この写真の家などがそう。
手が見えますが、この村のガイドの方で、中年のおばさんですが、流ちょうな日本語で、ユーモアたっぷりに説明。
典型的な家屋。
昔の済州島では、一夫多妻制で、男は働かず、女性が働き手だったなど、同じ話をトルコでも聞いたのを思い出した。
最後は、茅葺屋根にできる冬虫夏草や、済州島の馬の油から作ったクリームなど、特産医薬品や化粧品の説明が始まった。
見事な口上は、それだけで済州島の女性が、いかに強いかわかった。
女房用に、済州島の女性の爪の垢を売ってほしい! (よく働く気性成分のみ)
次は、城山日出峰。時刻は、14時半。 少し暑いくらいの気温。
ここは、航空写真がわかりやすいので、Webから引用。
想像していたよりも大きい。
30分弱で登れるのですが、暑さもあり、汗が大変でした。
途中、左手に島が見えます。 牛が寝ているような形なので、牛島 と名付けられています。
階段の途中で振り返り。 皆さん、休み休み登っています。
登り切ったところが眺望台。 火口周辺部がサメの歯状になって、確かに城壁のように見えます。
日の出の眺望が素晴らしいらしく、名前の由来にもなっています。
済州島側も美しい。
若い人が多かったのは、登るのが結構、大変だからかな。
海の青が美しい。
女高生?たちのパフォーマンス。
登山道を上から見ると。
降りてきました。
下の岩場に人がいるのが見えましたが、海女さんとは気づかず、下まで降りるのはやめました。
わかっていれば、降りて写真を撮ったのに!
で、城山日出峰は終了。 15時半。
夕食は、済州名物 黒豚サムギョプサル。 18時頃
民俗村の豚の飼い場は忘れて、焼き上がりを待ちます。
この豚肉をハサミで切って食べるのですが、ほとんど店のスタッフがしてくれました。
味の印象は、特別にうまいこともない・・・朝から辛口の評価です。 キムチはうまかった。
「済州ヌルボム」という地元の名店らしく、2階まで席がある大型店。
最後が龍頭岩。 名前の通りの岩ですが、暗くてよくわかりません。
済州島の観光は、これで終わり。
現地ガイドのOさんは、30代半ばの女性で、済州大学をでて、日本の新宿に一時住んで言語を学んだとのこと。
でも、話す日本語には特有の癖を感じました。 外国語を話すというのはやはり、難しいことですね。
で、彼女にも済州島の女性の強さを感じました。 バスの中で、彼女の二人の娘や、旦那の話をしてくれたのですが
若い頃、ソウルに住んでいた恋人が二股をかけていたので、自分から別れて今の旦那と結婚。 旦那は優しくて、娘の
世話もしてくれているが、もし、浮気なんかしたら、こっちも浮気し返すんだ!と。
観光も楽しいのですが、現地ガイドのこういった世間話も実に楽しい。
済州島のミカンを、その後ソウルに行った女房が土産で持ってきたのですが、甘いのにミカンらしい味もありグッド。
もう一度、行きたい済州島でした。
さて、今日は大晦日。 皆さん良いお年を!
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